愛知県立芸術大学で新作復元模写を特別公開
愛知県立芸術大学が、模写制作事業の新たな成果として、復元模写の特別公開を実施します。これまで長きにわたり、日本画の伝統を受け継いできた同大学が、この5年ぶりに公開する新作のテーマは、歴史的な戦いの様子を描いた《長篠・長久手合戦図屏風》。
この特別公開について
特別公開される《長篠・長久手合戦図屏風》は、1575年の長篠合戦と1600年の長久手の戦いをテーマにした作品です。徳川家康が勝利した瞬間を、鮮やかな色彩で復元されたこの屏風は、まるで当時の歴史の一頁を目の前に引き寄せるような迫力があります。特に、模写制作は日本画専攻の初代教授、片岡球子の指導のもとで行われてきたため、その技法と色使いには目を見張るものがあります。
この特別公開が行われるのは、2025年4月29日から5月11日までの期間。通常は公開されていない模写制作室内で行われるため、貴重な機会となるでしょう。入館は無料ですが、混雑が予想されるため、早めの訪問をおすすめします。
展示の詳細
この特別公開に合わせて、春季展《法隆寺金堂壁画模写》も開催されます。こちらは2025年4月19日から5月18日まで、常設展示室にて公開される予定です。愛知県立芸術大学の模写制作事業は1974年から続いており、今回はその第一弾として、2年ぶりに公開される模写です。
開催概要
- - 特別公開期間: 2025年4月29日(火・祝)〜5月11日(日)
- - 春季展期間: 2025年4月19日(土)〜5月18日(日)
- - 休館日: 月曜(祝日含む)、5月3日(土・祝)、5月4日(日・祝)
- - 開館時間: 10:00〜16:00
- - 会場: 愛知県立芸術大学 法隆寺金堂壁画模写展示館(長久手市岩作三ケ峯1-114)
お問い合わせ先
ご不明な点や詳細を知りたい場合は、愛知県立芸術大学の芸術資料館へお電話でお問い合わせください。
結論
愛知県立芸術大学で行われるこの特別公開は、芸術好きはもちろん、歴史に興味のある方にも価値ある体験となるでしょう。復元された作品を通じて、古の日本の興奮を再体験してください。是非この機会をお見逃しなく!