保育士を守る取り組み！こどものまちがカスハラ対策を強化

保育士を守る！こどものまちが宣言するカスハラ対策

名古屋市の『こどものまち株式会社』が、保育士を守るための取り組み「STOPカスハラ宣言」を発動しました。これは、全国の保育園においても注目される重要な意味を持っています。最近、保育士が直面するカスタマーハラスメント（カスハラ）が深刻化しており、現場の職員たちの働く環境を守るための具体的な施策が必要とされています。

カスハラへの対応方針

この取り組みでは、まず保育士が受ける不当な要求に対する明確な対応方針が定められました。全職員への周知はもちろん、保護者の目に触れる箇所にカスハラ防止ポスターを掲示することで、啓発活動にも力を入れています。これにより、職員が安心して業務に従事できる環境づくりが進められています。

職員の声を反映

さらに、こどものまちでは、現場職員が感じるカスハラについての意見を「見える化」するためのカスハラ防止アンケートを定期的に実施しています。この調査によって、具体的なカスハラの傾向やパターンを把握し、迅速な問題解決を目指しています。職員一人ひとりの意見を組織全体で共有することが、心理的安全性の向上に繋がります。

安全な相談窓口

その上で、職員が気軽に相談できるようにと、「もしものホットLINE」というSNS相談窓口が設置されました。この窓口は、匿名での相談ができるため、保育士たちが気軽に悩みや問題を共有できる環境が整っています。相談や報告が早期に行えることは、カスハラが発生する前に対処するための大きな一歩となることでしょう。

職員の安心が質の高い保育に

こどものまち株式会社は、職員が安心して業務に従事することが、結果として子どもたちに質の高い保育を提供するための基盤であると考えています。そのため、カスハラ対策を本格的に推進する決断を下しました。この取り組みが全国の保育現場に広がり、職員がより良い環境で働けるようになることで、子どもたちにとってもより良いケアが実現されることを願っています。