株式会社フジキカイの快挙
愛知県北名古屋市に本社を置く包装機メーカー、株式会社フジキカイが「2026日本パッケージングコンテスト」において、最高賞であるジャパンスター賞を受賞しました。この受賞は、同社が開発した「水系IJP搭載横形ピロー包装機FPW3410ⅡB」を用いた作品、「水系IJP×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」においてのものです。
受賞作品の意義
日本包装技術協会が主催するこの賞は、パッケージ技術の発展と環境への配慮を評価するもので、フジキカイが初めて受賞したことは大きな注目を集めています。特に、環境問題が深刻化する中での取り組みは、企業の責任として求められているため、今回の受賞は社会的にも意義深いものです。
「日本パッケージングコンテスト」について
本コンテストは1967年に始まり、時代に根ざしたパッケージングとその技術を表彰しています。352作品が応募された今年のコンテストでは、12作品がジャパンスター賞に選ばれました。この受賞作品に選ばれることで、製品に「GP(GOOD PACKAGING)マーク」を使用する資格が与えられ、また、国際展示会「TOKYO PACK 2026」でも展示されることとなります。
開発背景
近年、プラスチックフィルムの価格は原材料であるナフサの供給不安と価格変動により高騰しており、製品改良の際には新しい包装フィルムを作成する必要が生じていました。これにより、旧版フィルムが廃棄されることがコスト及び環境への大きな問題とされてきました。そんな中、フジキカイは共同で5社と共に新たな技術を開発し、環境に優しい水系インクジェット印刷を取り入れることでこの問題を解決しようとしました。
製品の特徴
「水系IJP搭載横形ピロー包装機FPW3410ⅡB」は、高速でフィルムに直接印刷でき、1分間に最大80個の製品を包装できる次世代型の包装機です。これにより、旧版フィルムの廃棄量を大幅に削減し、作業効率も向上。
具体的には、これまで必要だったフィルムの交換作業が不要となり、製品ごとのフィルム作成が省略できるため、生産コストの削減にもつながります。さらに、安全で低臭な水系インクを使用するため、環境への影響も軽減されます。
受賞作品の公開予定
受賞作品は、2026年10月14日から16日に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」特設ブースにて一般公開される予定です。実際に使用された包装機のデモンストレーションを行い、来場者がその性能を直接体感できる機会となります。
展覧会情報
また、印刷博物館での企画展「現代日本のパッケージ2026」にも作品が展示される予定です。この展覧会では、社会のニーズに合わせたパッケージ製作の現場での取り組みも同時に紹介され、さらなる理解を深めることができます。
企業紹介
株式会社フジキカイは、1946年の創業より、包装機の開発・製造に注力してきた企業です。日本国内外で評価される品質と技術力を持ち、これからも革新的な包装技術を提供し続けることでしょう。今後の活動にも期待が寄せられます。