愛知の企業がインドネシアで新たな挑戦
名古屋市に拠点を置く株式会社TOWINGと豊田市のアイシン高丘株式会社が共同で、インドネシアのカリマンタン島においてバイオ炭を活用したカーボンクレジット創出事業の実現に向けた事業性評価を始めました。この取り組みは、地球規模での気候変動に対する対策として、特に注目されているネガティブエミッション技術を活用したものです。
1. ネガティブエミッション技術とは?
ネガティブエミッション技術とは、大気中の二酸化炭素を削減し、その固定・吸収を行う手法です。バイオ炭は、植物由来のバイオマスを炭化させることで得られ、土壌に長期間炭素を封じ込めることができる画期的な資材です。この技術を利用することで、農業分野での温室効果ガスの削減だけでなく、持続可能な農業の促進が期待されます。
2. 事業の背景と目的
気候変動が深刻な問題として認識されている現代。温室効果ガスの削減策は急務とされており、特に農業におけるアプローチが求められています。TOWINGとアイシン高丘は、それぞれの強みを生かした共同事業で、インドネシアのパーム由来バイオマスを利用したバイオ炭製造から農地施用、カーボンクレジットの創出に至るまでの包括的な事業モデルを目指しています。
3. プロジェクトの具体的な取り組み
現在進行中の事業性評価(フィージビリティスタディ、FS)では、以下の主要な検証が行われています:
- - カーボンクレジット創出スキームの設計:ボランタリークレジットプログラムに基づいた方法論の選定や適合性の確認が行われ、プロジェクト申請に向けた課題整理が進められています。
- - 事業性の評価:クレジット創出量および価格を考慮した収益性、製造コストや原料調達コストを含む経済合理性の検証が行われ、事業の持続可能性が確認されます。
- - 農業資材としての特性評価:現地で製造されるバイオ炭の特性を評価し、農業資材としての有効性を科学的に裏付けます。
4. 今後の展望
両社は、FSを通じて得られた結果をもとに、事業モデルを確立し、クレジットの申請・創出までの道のりを進めていきます。特に、環境負荷の軽減に向けた持続可能な農業の実現と、カーボンニュートラル社会への貢献を目指します。
5. 企業概要
株式会社TOWING
- - 所在地:愛知県名古屋市千種区不老町1番
- - 代表者:CEO 西田宏平
- - 事業内容:高機能バイオ炭「宙炭」の製造・販売およびカーボンクレジット事業
- - 公式サイト:TOWING公式サイト
アイシン高丘株式会社
- - 所在地:愛知県豊田市高丘新町天王1番地
- - 代表者:社長 奥田誠
- - 事業内容:自動車用鋳鉄部品の製造を中心とした鋳造・機械加工事業
- - 公式サイト:アイシン高丘公式サイト
この取り組みが、インドネシアのみならず、農業がの未来を切り拓く一助となることを期待しています。