徳島市の教育現場に新たな連絡システム「すぐーる」を導入
2025年9月1日、バイザー株式会社が徳島市の市立幼稚園・小中学校、全56施設に「すぐーる」という教育現場向け連絡システムを導入することが発表されました。このシステムの導入は、教育の現場における業務効率化や、教職員と保護者との円滑なコミュニケーションを実現する大きな一歩です。
「すぐーる」による業務の一元化
「すぐーる」は、メッセージ配信、欠席・遅刻連絡の受付、アンケートの管理など、日常業務を一元的に管理できるシステムです。このようなデジタル化の流れは、全国的に進む「GIGAスクール構想」においても推奨されており、徳島市もそれにしっかりと歩調を合わせていることがわかります。これにより、教職員の負担が軽減され、保護者との情報共有もスムーズになります。
「すぐーる」の実績と背景
バイザー株式会社は全国の自治体を対象に情報発信のソリューションを提供しており、「すぐーる」はその中で高い評価を得ています。文部科学省の推進した「GIGAスクール構想の下での校務DXチェックリスト」では、教職員と保護者どうしのデジタルでの連絡が重要な施策として位置づけられており、情報流通の円滑化が求められています。
徳島市もこうした流れの中で、市立幼稚園や小中学校、保護者、教育委員会が連携し、円滑なコミュニケーションの実現に向けた取り組みを進めてきました。その結果、教育現場での情報の管理や配信が効率的に行える体制が整うことが期待されています。
「すぐーる」の導入機能
具体的には「すぐーる」には以下のような機能が搭載されています:
- - 教育委員会からの配信: エリア全体の保護者に一斉配信が可能で、各施設の運用状況の把握もできる。
- - 欠席・遅刻連絡: 欠席や遅刻、早退の理由を含めた通知を受け取ることができる。
- - 自動翻訳機能: ユーザーが希望する言語に瞬時に切り替えができ、13の言語に対応。
- - タイムライン機能: 学校からのニュースをミニブログ形式で投稿し、特定の利用者に限定して情報を共有できる。
- - 個別メッセージ機能: 特定の保護者と個々にやり取りを行うためのメッセージスペースを確保できる。
これらの機能を活用することで、教育現場のコミュニケーションは一層スムーズに進行するでしょう。
今後の展望
「すぐーる」を通じて、教育現場の業務をデジタル化し、教職員や保護者が抱える負担を減少させられることに期待が寄せられています。また、この取り組みは地域との協力関係を深めることにもつながり、「地域とともにある学校」を実現するための重要な一環として位置づけられています。バイザー株式会社が提供するこのシステムは、今後も多くの自治体や教育機関に導入されることで、さらに多くの人々に貢献することでしょう。
教育システムの進化が期待される中、「すぐーる」はその一翼を担う重要な役割を果たすものと考えられます。導入の成功をもって、さらなる全国展開に繋がることを期待しています。