アイネックが名古屋に新本社を開設
株式会社アイネックが名古屋市中村に新本社を構えました。この移転は、同社の急成長と環境事業への努力を象徴する重要な一歩です。新しい社屋は総面積870㎡で、シンボルカラーである"アイネックブルー"が印象的なモダンなデザインが自慢です。開放感あふれるワンフロアの設計が提供する居心地の良さと、名古屋の街を見渡せる大きな窓からの眺めが生み出す明るい作業環境に、多くの期待が寄せられています。
クリエイターたちの挑戦
この新社屋プロジェクトを手がけたのは、ファッション・デザイン界の著名なクリエイターたちです。アイネックのクリエイティブ・ディレクター、田中タキ氏がその中心です。彼は日本のファッション界で多彩に活躍し、セレクトショップIZAの運営や、さまざまなブランドの代理業務を行っています。また、インテリアデザインを担当した松浦竜太郎氏(乃村工藝社RENS代表)は、幅広いジャンルにわたるデザイン経験が豊富です。彼の手によってデザインされた社屋は、"光線の希望"をテーマに、未来的でありながら親しみやすい空間を実現しています。
各要素の融合
新しい空間は、3つの要素「光」「青」「環境配慮型素材」によって形作られています。まず、「光」はアイネックのコアビジネスと密接に結びつき、LED照明の明るい光が部屋全体を包み込みます。同社の目的である持続可能な社会の実現を視覚的に伝えるほか、「青」は安心感と活気をもたらし、ポジティブな環境を作り出します。さらに、環境配慮型素材により、持続可能性への強いメッセージが反映されています。特に、廃材を再利用したセメントタイルなどの使用は、同社のミッション「脱炭素社会の実現」に貢献するデザイン思想が込められています。
シンボルアートによる迎賓
エントランスでは、幅6.3メートルのダイナミックなシンボルアートがお出迎え。松尾高弘氏によって制作されたこの作品は、光と音のコラボレーションによってアイネックのメッセージを表現しています。訪れる人々にとって忘れられない印象を残すこの作品は、アイネックが推進するカーボンニュートラルの象徴となっています。
社員たちの新しいワークスペース
また、オフィスエリアも“アイネックブルー”で統一され、社内の一体感を創出。ここで働く社員たちは、環境に配慮した快適な空間で日々の業務に励むことができます。アイネックは公共事業を中心に成長を遂げてきた企業であり、新社屋の開設はその流れをさらに加速させることが期待されています。
代表からのメッセージ
「私たちが発展していくことで、国を脱炭素社会に導くことができる」と語るのは、アイネックの代表取締役CEO度会洋徳氏です。常に挑戦する姿勢を忘れず、楽しみながら事業を進めていくという意気込みが感じられます。新社屋は、これからのアイネックの挑戦と可能性を示す、希望に満ちた空間となりました。