エアコン試運転の日、4月10日に冷房準備を万全に！

今年も暑い夏がやってきます。その前に知っておきたいのが、エアコンの試運転の重要性です。毎年4月10日は「エアコン試運転の日」として定められており、早めの準備が推奨されています。特に昨年はエアコンの使用開始時に不具合に気づいた方が多数おり、エアコン待機者が多かったことからも、その重要性が浮き彫りになりました。

エアコン待機者の実態

昨夏、エアコンが使用できない状態が2週間以上続いたという「エアコン待機者」の調査によると、エアコン修理依頼者の約32%が、購入者の約24%がこの待機期間を経験したと回答しています。原因の多くは、繁忙期に工事業者の予約が取れなかったことに起因するとされています。特に、6月から8月はエアコンの施工や修理依頼が集中し、業者の手配が難しくなります。

これを回避するためには、4月から5月の間に試運転を行い、事前に不具合を見つけることが重要です。昨夏、試運転を行った方の45%が何らかの不具合に気づき、その中でも異臭や冷房効果の不足がよく見受けられました。

エアコン試運転を行う理由

エアコンの試運転は、夏本番を前に行うべき重要なステップです。「エアコン試運転の日」をきっかけに、自宅のエアコンの状態をチェックすることを忘れずに。例えば、パナソニックの調査によると、試運転を行わなかった方の53%がその重要性を理解していないという結果が出ています。しかし、試運転を行った方の中で54%が実際にメンテナンスの必要性を感じているようです。

正しい試運転方法

エアコン試運転を行う際、以下の3つのステップをおすすめします。
1. 準備：マスクを着用し、窓を開けて換気をしましょう。エアコン内部にはカビやホコリが溜まっていることが多く、それらが放出される可能性があります。
2. 運転：室内温度より3℃以上低く設定し、30分以上運転します。これにより、冷房としての性能を確認できます。
3. チェック：試運転後は、フィルターの清掃やエアコン内部の点検を行い、異常がないか確認します。また、自分で手が届かない部分は専門ブラシやクリーニングサービスを利用すると良いでしょう。