地域課題解決投資
2025-07-25 10:48:55

地域課題解決を目指す新たな投資モデルが福岡からスタート

地域課題解決を目指す新たな投資モデルが福岡からスタート



近年、地域の公共交通機関の維持がますます困難になりつつあります。少子高齢化や人口減少により、交通機関での人手不足は深刻な問題です。公共交通のみでは地域の移動を支えるのが難しいという未来が見えてきた今、利便性を確保するために新たな解決策が求められています。そんな中、チャリチャリ株式会社と三菱UFJ信託銀行が、地域の交通課題に取り組む新たなプロジェクト「チャリチャリ地域インフラ投資ファンド」を発表しました。

チャリチャリの新たな取り組み



「チャリチャリ」は、福岡エリアを中心に展開されるシェアサイクルサービスです。2018年2月の開始以来、すでに累計で3,500万回以上使用されています。来る2025年には、福岡・那珂川市・志免町・粕屋町にて新たに導入される1,100台の電動アシスト自転車を使い、地域の交通ニーズに応えることを社のミッションとしています。この度のイニシアティブでは、個人向けに開発されたファンドが、その動産信託を基に地域交通の実現を図ります。

地域課題解決型の金融循環ビジネスモデル



国内初となる動産信託を活用したこのファンドは、地域課題を解決する「金融の地産地消」を実現します。セキュリテというクラウドファンディングプラットフォームを通じて、社会問題に共感する個人投資家からの参加を促し、地元の資本で地域を支え合う仕組みです。インパクトサークルが提供する「インパクトレポート」により、投資が地域社会に与える影響を数値として明確に把握できるため、投資を通じた関与感が得られる仕組みとなっています。

公共交通の持続可能性を考える



公共交通機関の維持は、特に地方の小さな町では重要なテーマです。チャリチャリは、その課題に対して柔軟にアプローチしています。自転車を動産として信託化したこのファンドは、地域の移動手段を増やし、公共交通と連携することで、移動の利便性の向上と地域経済の活性化につながると期待されています。

投資家が得られる特典



このファンドに投資した個人投資家には、チャリチャリのライドチケットが年5,400円分配布されます。これにより、実際にサービスを体験することができ、投資を通じた社会貢献を実感できる機会が提供されます。投資に参加することで、地元の交通問題に直接関与できるのです。

まとめ



「チャリチャリ地域インフラ投資ファンド」は、地域交通の課題解決に向けた新たな試みです。動産信託を活かしたこのファンドは、未来の持続可能な地域社会を築くための一歩として、多くの個人投資家にその可能性を示しています。地域資本で地域を支える新しい形の循環型社会の実現に向け、今後の動きに注目したいです。


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