豊橋の地元食材を活かした新作いちご大福
愛知県豊橋市に位置する老舗和菓子店・株式会社お亀堂が、2023年12月1日より、地域の特産品である豊橋産のいちごを使用した「いちご大福」2種を発売しました。お亀堂は、地産地消の理念に基づき、地域に密着した商品づくりを行っており、その一環として今回の新製品が生まれました。
地産地消に込めた思い
お亀堂は、創業から75年以上にわたり地域の農産物を重視し、おいしい和菓子づくりに努めてきました。今年の豊橋では気候の影響でいちごの生育が芳しくない中でも、農家さんとの連携を大切にし、いちごがどのように育まれているかを広めたいという願いがあります。地元いちごの特徴をしっかりと生かすことで、農家とともに地域の価値を再定義しようとする姿勢が感じられます。
こだわりの3つのポイント
お亀堂のいちご大福には、厳選された豊橋産いちごが使用されています。その栽培過程は以下の3つのポイントで支えられています。
1.
農薬削減に取り組む「受粉の現場」
いちご農家では、健康的なハチが受粉を担当。ハチが快適に働くために、農薬を抑えた栽培方法が採られ、安心安全ないちごが育てられています。
2.
温度管理された「ハウス環境」
温度や湿度、水分をデータで管理する独自システムにより、均一で高品質ないちごの収穫が可能となっています。
3.
寒暖差による糖度の向上
昼と夜の寒暖差を大きくすることで、いちごは甘さと旨みを蓄えることができます。これは手間を惜しまないこだわりです。
人気の秘密
お亀堂が手掛けるいちご大福は、毎年多くのお客様に支持されています。特に、地元生産者から仕入れた“特別ないちご”を使うことで、他店の職人が足を運ぶほどの人気を誇ります。いちごを贅沢に使用したこの大福は、12月の発売と同時に飛ぶように売れ、話題の的となります。
2種類のいちご大福
お亀堂の「いちご大福」は、以下の2種類がラインナップされています。
- - つぶあん: 北海道産の小豆を用いたあんこで、独自製法により小豆の風味を大切にした上品な甘さが特徴です。
- - 特製練乳ミルクあん: 濃厚な練乳をブレンドした白あんが特徴で、いちごの酸味を引き立てつつまろやかさも兼ね備えています。
将来の展望
お亀堂は今後、地元農家との連携を進め、より効果的に地産地消を実現するための取り組みを強化していく予定です。また、規格外品の活用を進めることで、地域の農業の課題にも向き合いながら、発信力を高めていきます。
お亀堂の歴史と理念
お亀堂は1950年の創業以来、地域に寄り添った和菓子作りを続けています。素材を尊重し、手間を惜しまない製法で知られています。「地域とともに歩む和菓子屋」として、地元の宝を全国に届けることを使命としています。
近年は、SNSや地域イベントなどを通じて新しい挑戦を行い、和菓子の可能性を広げています。 地域への感謝の気持ちを大切に、これからもお亀堂は進化を続けていくことでしょう。
商品情報
- - 商品名: いちご大福
- - 価格: 420円(税込)
- - 販売場所: お亀堂直営店(東三河各店)
地産地消の魅力を実感できるお亀堂のいちご大福、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。