未来のモビリティ
2025-09-25 17:35:29

名古屋大学とクレスコが挑む未来のモビリティシミュレーション環境「MESH」

未来のモビリティ体験を創造する「MESH」



名古屋大学と参加企業が参画する「Open SDV Initiative(OSDVI)」は、次世代のモビリティに向けた新たなシミュレーション環境「MESH」の開発に取り組んでいます。これは、ソフトウェアを基盤とした自動車(SDV)のあり方を実感できる貴重な体験を提供し、未来の交通手段のビジョンを示すものです。

SDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)とは?



SDVとは、車両と外部システムが双方向で通信し、ソフトウェアによって車両の機能が変化・拡張されるこの自動車の新しい概念です。これにより、販売後もさまざまな機能を追加できるため、ユーザーにとっても魅力的な選択肢となります。OSDVIは、経済産業省と国土交通省が目指すモビリティDX戦略の実現に向けた一環として、SDVについての深い理解とその上での研究開発が行われています。

MESHの実用性と構成



MESHシミュレーション環境は、実車と同様の動作を行うことができ、開発者は実際の車両を用いることなくアプリケーションの検証やテストが可能です。名古屋大学の工学的アプローチと、様々な企業の実践的アプローチが融合することで、より現実的で実用的なモビリティ体験が提供されます。この環境は、7つの重要な機能を持っており、開発者は迅速かつ効率的に新しいサービスをテスト・改善することができます。

クレスコの貢献と役割



クレスコはOSDVIの設立当初から、開発環境やシミュレーションワーキンググループに積極的に参加し、多くの知見と経験を持つメンバーとして、MESHの発展に寄与しています。SDV市場が成長するためには、3rdパーティの参入が必須であり、低コストで高品質な開発環境の提供が不可欠だと認識しています。また、クレスコは自社が持つAI技術や3Dモデリングを活用し、新たな機能やサービスのデモ開発に取り組んでいます。

MESH体験の未来



MESHでは、様々なシナリオを用いた体験が可能です。AD/ADAS関連のAPIを活用した安全運転診断や保険提案シナリオ、ドライバーモニタリングシステム(DMS)、AIアシスタントなどの新しいHMI(ヒューマンマシンインターフェース)など、未来のドライビングを実感できる環境が整えられています。

EdgeTech+ 2025での発表



2025年11月には、横浜で開催される『EdgeTech + 2025』において、OSDVIがMESHの実機を初めて展示する予定です。これにより、一般の方々にもMESHの実際の機能を直接体験していただける貴重な機会となるでしょう。自動運転や次世代モビリティがどのような未来を切り拓くのか、期待が高まります。

結び



クレスコは、これまでの知見や技術を活かし、モビリティDXビジネスのさらなる発展に貢献します。常に「最高の技術を発揮する会社」として、3rdパーティの参入を促進し、ユーザーにとって魅力的な体験を提供することを目指していきます。MESHは、その起点としての役割を果たし、自動車産業のさらなる進化に寄与していくでしょう。


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