物流不動産の大手、プロロジスが愛知県東海市で新たに開発するマルチテナント型物流施設、『プロロジスパーク東海1』の起工式が行われました。これにより、地域の物流インフラがさらに強化されることが期待されています。
開発背景と起工式の概要
この物流施設は、東海太田川駅西土地区画整理事業区域に位置し、特急停車の名鉄常滑線「太田川駅」から徒歩8分という立地条件を誇ります。東海市の花田市長や設計・施工関係者が出席した起工式では、プロロジスの代表である山田御酒氏が挨拶し、地域の発展とともに事業の成功を祈込めました。このプロジェクトは、周辺の産業を活性化し、雇用の創出にも寄与します。
立地の利点と交通アクセス
『プロロジスパーク東海1』が立地するエリアは、名古屋市中心部や中部国際空港へのアクセスが良好です。名古屋高速4号東海線と伊勢湾岸自動車道が近接しており、東海JCTからはわずか4.3㎞、加家ICからも1.8kmの近距離です。特に、2027年度には新しいインターチェンジが開設予定で、物流施設へのアクセスはさらに強化される見込みです。これにより、広域配送が円滑に行える環境が整いつつあります。
地域の新たな交流拠点としての役割
このプロジェクトは、物流施設だけでなく、周辺にはホームセンターやショッピングモール、大学の新キャンパスなども計画されており、地域の交流拠点となることを目指しています。プロロジスは、地域に賑わいをもたらすために、住民が集まる広場の整備も予定しています。このような取り組みは、企業と地域住民との共生を図るものです。
施設の特長とお客様へのメリット
『プロロジスパーク東海1』は、約72,800㎡の敷地に、延床面積約160,900㎡を誇る4階建てのマルチテナント型物流施設として設計されています。施設内には大型トラックがスムーズに入出庫できるダブルランプウェイが設置され、また、各フロアには大規模荷物の受け入れができるよう配慮がされています。従業員のためのカフェテリアも設置され、働きやすい環境を提供することを目指している点も特長です。
環境への配慮
プロロジスは、環境負荷を軽減するために、GHG排出を抑えた資材の利用や、屋根への太陽光発電設備の設置を検討中です。また、災害時にも備えた非常用発電機の設置や、断水時における給水体制の確保など、BCP対策も整備されており、安心して利用できる施設を目指しています。
まとめ
『プロロジスパーク東海1』は、物流業界のみならず、地域社会にとっても大きな期待が寄せられているプロジェクトです。2025年の着工から2027年の竣工を経て、周囲の産業にも良い影響を与えることが期待されています。愛知県南部に位置するこの新たな物流拠点は、今後の発展が楽しみです。