KUROFUNEが特定技能労働者向けアプリの資金調達へ
愛知県名古屋市を拠点に活動するKUROFUNE株式会社が、特定技能労働者を支援するアプリ「KUROFUNE PASSPORT」において資金調達を実施しました。この資金調達は、来る2025年9月30日までに行われ、いよベンチャーファンドやちゅうぎんインフィニティファンド、さらには実際にサービスを利用している企業や個人投資家を通じて行われます。
資金調達の目的
今回調達される資金は、KUROFUNEの今後の営業体制、マーケティング活動、そしてアプリの開発チームの強化に充てられます。特に、特定技能労働者の法定支援や定着支援に特化したこのサービスが、より多くの利用者にとって便利になるよう様々な機能が追加される見込みです。
KUROFUNEとそのミッション
KUROFUNEは2018年に設立され、外国人が日本で働きやすい環境を整えることをミッションとしています。主に、外国人材の雇用支援と生活支援を行い、彼らが日本で安心して働くことができるよう取り組んでいます。
現在、「KUROFUNE」と「KUROFUNE PASSPORT」の2つのアプリを運用しており、特定技能制度を利用する外国人労働者を対象に法律上のサポートを行っています。このアプリは、外国人労働者が母国にいるかのように快適に働ける環境を提供することを目指しています。
特定技能制度とKUROFUNE PASSPORTの役割
特定技能制度により、外国人労働者の受け入れが増加していますが、転職の自由度が高いため、企業にとっては人材の定着が課題となっています。このような市場のニーズに応えるために開発された「KUROFUNE PASSPORT」は、従来の人材紹介とは異なり、定着に特化した料金体系を採用。これにより、企業は外国人労働者の定着率を向上させることが可能となります。
投資家からの期待の声
投資家からは、KUROFUNEのサービスに対する期待が寄せられています。いよぎんキャピタルのマネージャー、谷口友浩氏は、地域企業にとってKUROFUNEのサービスが大きな希望であり、地域経済の活性化に寄与することを確信しています。また、ちゅうぎんキャピタルパートナーズの石元玲氏や、ジョイタム株式会社の根本宗尚氏も、その社会的意義に共感し、持続可能な成長への期待を表明しました。
これからの展望
KUROFUNEは、増資によって得た資金を活用し、営業やマーケティング、開発体制を強化していきます。彼らの目標は、より多くの外国人が安心して働き、生活できる環境を提供することです。さらに新しい機能の追加や、サービスの改善を行うことで、特定技能労働者の定着支援をさらに発展させていく方針です。
日本が国際的に選ばれる国になるため、KUROFUNEは引き続き挑戦を続け、外国人と地域との共生社会の実現に向けて邁進しています。