イノカと住友理工の挑戦
2025-06-03 14:07:27

イノカと住友理工が協力し、海洋環境保護に向けた新たな挑戦を開始

イノカと住友理工が海洋環境を守る新たな協業を開始



株式会社イノカ(以下、イノカ)と住友理工株式会社(以下、住友理工)は、このたびネイチャーポジティブを実現するための協業をスタートしました。この取り組みは、海洋環境の保護と持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。両社はそれぞれの強みを活かし、持続可能な未来に貢献すべく協力し合っています。

イノカの強みと活動内容



イノカは2019年に設立され、「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる。」というミッションを掲じています。創業以来、自然環境のプロフェッショナル集団として、大学や官公庁との連携を通じて様々な事業を展開し、持続可能な地球の実現を目指しています。

イノカの強みは、水圏の生態学を専門とする研究者が多数在籍している点で、海洋生物や淡水生物の観察と研究を通じて、環境問題に対する多角的なアプローチを可能にしています。独自の「環境移送技術®」を駆使し、環境保全に向けた新たな事業を次々と創出してきました。これまでに149社との協力を通じて232台の水槽を立ち上げ、51件の研究プロジェクトや22件のフィールド調査を実施し、20,000人を超える受講者に教育プログラムを提供しています。

住友理工の環境長期ビジョン



一方、住友理工は、1929年に設立された名古屋市を拠点とするモノづくり企業で、「住友理工 環境長期ビジョン2050」を掲げ、脱炭素社会や資源循環型社会の実現を目指しています。その中で高分子材料技術を駆使し、様々な社会課題に対処する取り組みを行っています。今回の協業では、住友理工の技術とイノカの「環境移送技術®」を融合させ、海洋環境の保全と持続可能な活用に向けた新しい可能性を追求していくとしています。

海洋課題の深刻化と対策



現在、世界の海洋は気候変動や人間の活動によって深刻な影響を受けています。海水温の上昇や酸性化、プラスチックごみによる汚染、そしてサンゴ礁の死滅や漁獲量の減少といった問題は、ますます深刻化しています。両社は、これらの課題に対して革新的な技術開発を進め、海洋環境の保全に貢献しようとしています。

今後の取り組み



イノカは今後、独自の「環境移送技術®」を基に、住友理工の素材に関する基礎評価を開始します。これにより、海洋環境に適応可能な新素材の共同開発を目指しており、これが海洋環境の保護に繋がる新しい製品の創出に結びつくことを期待しています。

また、2025年3月からは、イノカ主催の「三河湾渚フォーラム」に住友理工も参加し、海洋に関するオープンイノベーションを推進していく予定です。このフォーラムでは、地域企業やスタートアップが集まり、三河湾エリアでの産業と海との接点を探る講演や議論が行われます。

コメント



イノカの取締役COO、竹内四季氏は「社会のニーズに応える製品を生み出してきた住友理工と共に、海洋環境の未来を築けることを大変光栄に思います。この協業を通じて、これまで解決が難しかった海洋課題に対する新たなソリューションを生み出し、ネイチャーポジティブの実現を加速していく所存です」と述べています。

まとめ



この協業によって、イノカと住友理工は、持続可能な未来の実現に向けた新たな挑戦を始めました。海洋環境の保護と自然共生のための重要なステップが、今、ここから始まります。


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