新時代グループ、成長を続ける理由
新時代グループ(株式会社ファッズ)は、2025年8月1日より第21期を迎え、その新体制を発表しました。これを機に、同社が掲げるビジョン「1000の街を元気にする」の実現に向けて、組織体制を一新し、さらなる成長を狙っていく姿勢を見せています。
ビジョンの真意
創業者であるさのなおし氏が掲げる「1000の街を元気にする」という言葉には、顧客から寄せられる「楽しかった!」や「美味しかった!」といった声が全ての原動力になっているという思いが込められています。同社は、店舗を通じて人々の生活に活力をもたらし、社会に貢献することを最大の使命としています。
新時代グループがもたらす社会的価値
新時代グループは、店舗を出店することで、以下の5つの社会的価値を生み出すことを目指しています。
1. お客様の明日への活力
2. 雇用の創出
3. 消費の促進
4. 犯罪の抑止
5. 納税による地域貢献
これにより、同社は地域社会に貢献し、持続可能な成長を続けることを目指しています。
「ひとたの営業」の文化
新時代グループは「ひとたの営業」という文化を大切にしています。「人が楽しいところに集まる」という考え方が根付いており、社員は全力で楽しんで仕事に取り組むことを重視しています。この姿勢が、お客様や仲間、ファンを惹きつける要因となっています。
ファン作りの4段階
ファン作りのプロセスは以下の4段階で定義されています。
1. 理念の習得
2. 新規様の獲得
3. 新規様の常連化
4. 常連様のファン化
この理念を徹底することで、多くの支持を集めているのです。
新時代グループの全社的ファン作り
さのなおし氏は、「ファン(応援団)がいるからこそ、お客様が集まり続けてくれる」との考えを持っています。ファンは自然に店舗の魅力を語り、応援してくれる存在です。
そのため、常連客をファンに育てることは同社にとって欠かせない取り組みです。ファンは“人”によって生まれますから、さの氏自身の存在をより多くの人に知ってもらうことが重要だと考えるのです。
創業者ブランディング
さのなおし氏は「創業者を知ってもらうことでブランド価値が高まり、唯一無二の存在になれる」と語ります。この考えは、他社との差別化に直結します。彼の想いや生き方に触れることで、顧客はより深い信頼感を抱くようになるのです。
異色の経歴を持つさのなおし
さのなおしは1975年に生まれ、サッカー選手としての異色の経歴を持っています。プロ選手としてブラジルで活躍した後、建築業を経て飲食業界に転身しました。2006年にファッズを設立し、2010年に新時代1号店をオープンしました。現在では、年商280億円、従業員6000名を超える企業に成長しています。
特筆すべきは、株式会社ファッズが提携するサッカーチーム「アトレチコ鈴鹿」が2025シーズンのユニフォームに「さのなおし」の logoを入れることが決まり、これは前代未聞の試みとなっています。
受賞歴とその背景
新時代グループが2023年に受賞した『外食アワード』は、組織運営の迅速性や独自のチーム作りが評価されての結果です。業態作りに関する優れたマーケティング能力も大きな要因です。これらから、同社は今後もさらなる高みを目指すことでしょう。
会社概要
新時代グループは2006年に設立され、「人は楽しいところに集まる」という文化のもと、全国に200店舗を展開しています。同社の理念や経営方針は、未来に向けた成長戦略の礎となっているのです。これからの新時代グループの挑戦に、ぜひご注目ください。