エスティ物流市場
2025-08-28 11:57:18

2025年エスティ物流マーケットレポートの発表とその意義

2025年エスティ物流マーケットレポートの発表とその意義



最近、株式会社estieと株式会社シーアールイーは共同で「2025年上期 エスティ 物流マーケットレポート」を発表しました。このレポートは、首都圏、近畿、東海の賃貸物流不動産の動向を詳細に分析するもので、具体的には2025年1月から6月にかけてのデータを基にしています。

レポートの概要



このレポートの対象となるのは、3,000坪以上の賃貸物流施設です。具体的には、各エリアの稼働面積や空室率、募集賃料の推移など、物流不動産マーケットの全体像を掴むための詳細なデータが盛り込まれています。

レポートは二章構成となっており、第1章では各エリアの稼働面積や募集面積の変化、空室率とその推移、募集賃料のトレンドなど、マーケット概要を分析しています。一方、第2章では新築物件に焦点を当て、新築時の募集賃料の変動や市場の動向についての考察が行われ、CREの豊富な知見とestieのデータ分析技術が結集した内容となっています。

各エリアの動向



首都圏の空室率は2025年第一四半期に上昇したものの、第二四半期ではほぼ横ばいとなりました。また、募集賃料においても安定した推移を見せ、目立った変動はありませんでした。

対して、近畿エリアでは2024年第二四半期から空室率が上昇し、2025年第二四半期には5%を超えました。しかし、こちらも募集賃料は安定している状況です。

さらに、東海エリアでは、2024年後半に空室率が低下したものの、2025年第一・第二四半期には急上昇し20%を超える見込みです。このエリアでも募集賃料は需給による影響を受けずに安定しているようです。

今後の展望



estieとCREは今後も調査対象を拡げ、賃料に影響を与える要因のさらなる解析を行うとともに、募集賃料の将来予測など新たなレポートコンテンツの拡充を進めていく考えです。これにより、より深いデータ分析と洞察が提供され、今後の物流不動産市場のトレンドに大きく寄与することが期待されています。

おすすめの方



このレポートは特に、首都圏、近畿、東海エリアの物流不動産について正確な情報を求める方や、立地選定や投資判断に役立てたい方に最適です。また、物流リサーチに興味を持つ皆さんにもぜひご覧いただきたい内容です。

株式会社estieとシーアールイーについて



estieは、不動産業界のデジタルシフトを推進し、業務支援ツールやデータ分析基盤の提供を行っている企業です。一方、シーアールイーは物流不動産に関する広範なサービスを展開し、高品質な管理運営を実施しています。両社ともに物流不動産市場において重要な役割を果たしており、今後の協力関係の強化が期待されています。


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