有人レジとセルフレジの心理調査から見える利用者の行動と選択
最近、セルフレジの普及が進むスーパーやコンビニ。そこで、StoreProが実施した「有人レジとセルフレジの心理・行動」に関する調査結果を基に、消費者がどのようにレジを選んでいるのか、その背後にある心理を紐解いてみましょう。
調査概要
今回の調査では、週に1回以上スーパーやコンビニを利用し、セルフレジを利用する20歳から60歳までの男女1,008人を対象に行われました。この調査の結果は、レジ選びのトレンドを明らかにする貴重なデータとなっています。
調査によると、最もよく利用するレジの種類は以下のようになっています。
- - 有人レジ:37.4%
- - セルフレジ:47.4%
- - どちらも同じくらい:15.2%
この結果から、セルフレジの人気が高まっていることが分かります。忙しい日常において、効率的でスムーズな会計を求める声が多いことが伺えます。たしかに、急な買い物や混雑した時間帯には、迅速な会計が求められるのも納得です。
レジ選びの理由
次に、具体的にどのような理由でレジの種類を選ぶのか尋ねたところ、以下の結果が得られました。
- - 会計がスムーズだから:56.5%
- - 待ち時間が短いから:40.1%
- - 店員に任せた方が安心できるから:19.4%
この結果から、消費者が求めるのは「効率性」だということが明確になりました。そして、約半数の人が購入商品の種類によってレジを変えることがあると回答しています。このことは、心理的な安心感が具外商品と状況に影響を与えることを示唆しているかもしれません。
プライバシー意識
興味深いことに、「人に見られたくない商品を購入する際のレジの選び方」についての質問では、セルフレジを選ぶ割合が39%を超え、続いて商品の種類によって使い分けるとの回答が12.1%という結果になりました。これは、プライバシーを重視する利用者の心理を反映しているとともに、セルフレジがそのニーズに応えていることを示しています。
ストレス構造の明らかに
しかし、全てが順調にいくわけではありません。セルフレジ利用者を対象に調査したところ、最も多かった困りごとは「読み取りエラーが起きた」が39.5%、次いで「操作方法がわからなかった」が23.7%、そして「店員を呼ぶのが恥ずかしい」が16.7%でした。この結果は、セルフレジの普及と同時に、改善が求められる点も浮き彫りにしています。
対して、有人レジの利用者は「待ち時間が長い」との回答が47.3%と最も多かったことは、レジ選びにおけるストレスの要因が異なることを意味します。さらに、「店員の対応が気になる」との回答や、「支払い・袋詰めを急かされる」との不満も応じています。これらの見解は、店舗でのレジ選びが単なる機能や時間ではなく、心理的負担に大きく影響されていることを示しています。
消費者が期待するレジの未来
調査の最後に、期待するレジの進化に関して尋ねたところ、最も多かった意見は『商品を置くだけで自動に読み取る仕組み』が42.3%、続いて『非接触で会計が完了する仕組み』が26.6%でした。この期待は、高速化やストレス軽減を求める声の裏返しでしょう。
まとめ
今回の調査結果から、消費者のレジ選択にあたっては、単に効率性だけでなく心理的な安心感も影響していることが分かりました。セルフレジが普及する一方で、有人レジが必要とされる場面もあることは、店舗側にとっては複雑です。商品や状況に応じた心理の変化に寄り添ったレジ環境の整備が求められると言えます。これにより、よりストレスの少ない買い物体験を提供することが可能となるでしょう。