夜の滑走路見学ツアー開催！セントレアが魅せる貴重な体験

開港20周年記念の特別イベント

中部国際空港（セントレア）は2023年10月、開港20周年を祝う特別イベントとして「夜の滑走路見学ツアー」を開催しました。この企画は、同空港の若手社員たちが中心となり、特に子供たちに興味を持ってもらえるようにと考案されたものです。参加者は、4000名以上の応募者から選ばれた75名で、普段入ることのできない滑走路エリアを見学します。

深夜の壮大な滑走路体験

午前3時、参加者たちはセントレアに集合。その時刻には普段は夢の中。また、チェックインと検査を経て、参加者たちはバスに乗り込みました。バスが向かう先は通常はアクセスできない特別な場所、滑走路です。

午前4時に滑走路に到着。小雨が降る中、空港の点灯された灯火が濡れた滑走路に映り、幻想的な雰囲気を醸し出しました。参加者たちはその美しさに魅了され、滑走路の長さに息をのむほどでした。さらに航空灯火の演出が行われ、明るい光が滑走路に広がり、参加者たちは興奮の声を上げていました。

滑走路の裏側を知る

続いて、滑走路で働く車両の紹介が行われました。「凍結防止散布車」と「灯機洗浄車」に関するデモンストレーションが行われ、参加者は熱心に質問をぶつけていました。このようにして夜の滑走路には、普段見られない貴重な仕事風景が広がっています。さらに、セントレアのマスコットキャラクター「なぞの旅人フー」も登場し、参加者にとって思い出に残る瞬間となりました。

消防所の見学と安全への理解

午前5時になると、参加者たちは空港消防所へ移動し、防火服の試着や大型消防車の見学を楽しみました。すると参加者からは、「空港の安全を守るために働く人たちへの感謝を感じた」という声が上がります。このような体験を通じて、多くの参加者は自分たちが便利で安全に空港を利用できる背景にある努力について思いを馳せました。

朝を迎えた滑走路での思い出

午前6時、空は明るくなり始め、参加者たちは滑走路脇へ移動します。そこで、離発着が始まる飛行機を楽しむことができました。子供たちの多くは、初めての体験に興奮し、飛行機の姿をカメラに収めていました。この短い時間の中に、彼らの心の中に深く残る思い出が刻まれたことでしょう。

ツアーの終わりと若手社員の誇り

午前7時、4時間のツアーが終了し、参加者たちは記念として小さなプレゼントを受け取りながら温かい雰囲気の中でお別れをしました。この素晴らしいイベントを通じて、参加者たちのみならず、企画した若手社員たちも多くの感動を受け取り、空港の安全な運営に貢献する思いを強く持ったことでしょう。

中部国際空港は、今後も空港を利用するすべてのお客様に快適な空の旅と楽しい思い出を提供すべく、さらなる取り組みを続けていくとしています。