川崎市に見る未来の訪問看護と地域共生の新たなカタチ
神奈川県川崎市で地域に根ざした訪問看護サービスを提供している「地域まるごとケアステーション川崎」の代表、磯野祐子さんにインタビューを行いました。彼女は、自身の経験をもとに地域医療の現状と未来について語ります。
地域のニーズに応える訪問看護
磯野さんは、以前大学病院で勤務していた際に、患者が「病気が悪化してから来院する」ケースが多いことに気づきました。この経験から、「病気の前から相談できる地域の拠点が必要だ」と強く感じ、川崎市で訪問看護ステーションを立ち上げる決意をしました。「自分の住む地域を今から住みやすくしたい」という情熱が、磯野さんの原動力です。
訪問看護サービスは、患者の自宅を訪問し、医療とケアを提供する形式を取っています。また、訪問範囲を自身たちが選んだ2.5キロ圏内に限定することで、地域の高齢者に必要な情報を届けながら、共生の実現に寄与しています。
10年先を見据えた医療の形
磯野さんは、近年の少子化や生産年齢人口の減少が、医療にかけるリソースに影響を与えることを懸念しています。「ある資源の中でどのように医療を提供していくのか、今から考えなければならない」と語り、海外視察を通じて得た知見を踏まえた未来像を描いています。特に、フランスの医療政策や台湾のテクノロジー活用を目にし、日本のテクノロジー導入の遅れを実感しました。
「ITは難しい」と口にする磯野さんですが、訪問看護にデジタル技術を積極的に取り入れ、業務の効率化や質の向上を目指しています。
iBowによる業務改善と安心の制度
訪問看護を行う上で、個人情報保護と法令遵守はとても重要です。磯野さんは、電子カルテ「iBow」を利用することで、効率的かつ安全な訪問看護の運営を実現しています。iBowは、セキュリティ認証をクリアしており、正しい運営を支える構造を備えています。
記録や請求、移動にかかる時間を短縮するため、iBowと事務管理代行サービスを駆使し、看護師が本来行うべきケアにもっと専念できる環境を整えています。
さらに、地域包括ケアプラットフォーム「けあログっと」を通じて、多職種との連携を強化。電話やFAXに頼らず、チャット感覚でコミュニケーションができるため、情報共有がスムーズに進んでいます。
住みやすい地域を看護で支える
磯野さんが掲げる「看護でつくる住みやすい地域」というビジョンは、テクノロジーによって実現可です。iBowの導入によって生み出された「看護師の時間」を、どのように地域に還元していくかが今後の課題でしょう。このアイデアを深めるため、彼女はインタビュー動画を通じて地域の皆さんにメッセージを届けています。ぜひ動画でその想いを視聴してください。
eWeLLの取り組みについて
株式会社eWeLLは「ひとを幸せにする」を企業理念に掲げ、在宅医療分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。「iBow」などのツールを用いて、医療従事者の業務効率化を図ることで、患者のQOL(生活の質)の向上に寄与しています。全47都道府県で63,000人以上の医療従事者が利用しており、延べ92万人以上の在宅患者の療養を支えています。
今後の訪問看護と地域共生における磯野さんの取り組みに、ぜひご注目ください。