愛知県名古屋市に拠点を置くXENCE Architecture Studioは、先進的な技術を採用し、これまでの建築の常識を覆す新たなプロジェクトを発表しました。主に金属3Dプリンター(WAAM方式)を利用し、未利用の森林資源を有効活用した建築モジュール「WOOD X NODE」を完成させました。このプロジェクトは、竹中工務店とシモダフランジの共同開発によるもので、特に地域の未利用木材と金属の組み合わせで新しい可能性を示しています。
「WOOD X NODE」プロジェクトでは、WAAM方式金属3Dプリンターを使用して、軽量で施工性の高い金属製ジョイント部材の製造が行われました。実際に、三重県熊野市の製材業者と協力し、引き取り手がいなかった木材を建築素材として利用することで、地域資源の有効活用を実現しました。この結果、従来の廃棄物が新しい建築資材へと再化され、森林循環型社会を形成する一歩を踏み出しました。