2025年開催!ワオ高校で哲学を学ぶ新たな風潮「わきまえるべきこと」テーマの哲学カフェ
岡山県に拠点を置くワオ未来学園ワオ高等学校が、2025年の初頭から
「わきまえるべきこと」 を主題にした哲学カフェを開催します。このカフェは「哲学で未来を変える通信制高校」というスローガンを掲げるワオ高校の特色を活かし、自由で柔軟な思考を促進する場として位置付けられています。これは、学びを通じて心の豊かさを育むための一環であり、生徒だけでなく一般の中高生や保護者も参加できるオープンな形式を採用しています。
哲学カフェは、毎週金曜日の18時から19時までという時間で行われ、教師と生徒が対等に意見を交わす場として機能します。今回は、2025年の1月から3月にわたる10回の開催が予定されており、各回、異なるテーマで深い議論が展開されます。例えば、1月10日の初回は「なぜ学ぶのか?」という問いから始まり、学びの原点を探ることになります。
哲学カフェの開催スケジュール
1.
1/10(金)学習:「なぜ学ぶのか?」~ホモ・サピエンスなる原点
2.
1/17(金)遊興:「なぜ遊ぶのか?」~ホモ・ルーデンスなる原点
3.
1/24(金)創造:「なぜ作るのか?」~ホモ・ファーベルなる原点
4.
2/7(金)対話:「なぜ話すのか?」~プラトンの視点
5.
2/14(金)懊悩:「なぜ悩むのか?」~ニーチェの視点
6.
2/21(金)教養:「なぜ慎むのか?」~ヘーゲルの視点
7.
3/7(金)配慮:「なぜ気遣うのか?」~ディルタイの視点
8.
3/14(金)解釈:「なぜ気づくのか?」~ヤスパースの視点
9.
3/21(金)指標:「なぜ頑張るのか?」~ハイデガーの視点
10.
3/28(金)瞬間:「なぜ生きるのか?」~ベルクソンの視点
これらのテーマは、哲学者たちの思考を基に新たな視点を提供し、参加者同士の価値ある議論を生むことを目指しています。特に「わきまえるべきこと」というテーマは、現代社会での他者との関係性を考え直す良い機会となるでしょう。自己中心的な思考に陥りがちな時代にあって、他者を理解し、配慮する能力を育むことが求められています。
ワオ高校と哲学カフェの意義
ワオ高校では、哲学カフェを通じて「考える力」を育成することに注力しています。教育現場では、対話を重視し、生徒が主体的に思考し発言できる機会を増やそうと取り組んでいます。このような活動は、単なる学問にとどまらず、日常生活における思考の幅を広げるための重要な場です。
福盛直樹教諭は、「人間がわきまえるべきこと」をテーマに、参加者が哲学者の視点から自らの考えを再構築できることを期待しています。このような場が、参加者にとって新たな発見や気づきをもたらし、日常生活にも活かされることを願っています。
哲学は一見難解に思えるかもしれませんが、ワオ高校の哲学カフェでは、誰でも参加できるフランクな環境が用意されています。「耳だけ参加」でも構わないので、気軽に参加してみてください。新たな視点に出会い、思考の幅を広げるチャンスです。興味がある方は、ぜひ公式サイトから詳細をご確認の上、参加申し込みを行ってください。
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ワオ高校は、これからも多様な教育機会を提案し、豊かな教養を持つ人材を育成することに努めていきます。