中小企業の新たな挑戦!
愛知県海部郡の缶メーカー、側島製罐株式会社が、創業120周年を記念して社史の出版に向けたクラウドファンディングを成功させました。このプロジェクトは、単なる歴史を記載したものではなく、企業文化を広く伝えることを目的としており、多くの人々の共感を呼びました。
創業120年の歴史を超えて
明治39年に創業した側島製罐は、業界内でも長い歴史を誇ります。しかしながら、その文化や歴史は一般にはあまり知られていませんでした。この度のプロジェクトによって、その歴史を「社史」として形にし、多くの人に届けることを目指しています。
「オープンヒストリー」、これが新たな試みの名称です。これまでの社史が関係者のみに配布されるものであったのに対し、今回は販売してでも手に入れたいと思わせる魅力的な本に仕上げようとしています。
クラウドファンディングの成功
2026年4月21日から始まったクラウドファンディングは、当初の目標数値である1000人・1000万円を見事に超えて、1137人の支援者と1031万円の支援金を集めることができました。特に最終日のライブ配信では、4000人以上の方々が視聴し、プロジェクトの達成を見守りました。この場面は、支援者との絆を感じる瞬間でもありました。
周年から社会へ
本書籍の出版を通じて、社史が社内の記録から社会の記憶へと変わることを目指しています。中小企業が自社の歴史を語ることで、企業文化を新たに創造し、その意義を伝えることが重要だと側島製罐の代表取締役、石川貴也氏は語ります。
彼は「小さな会社が社史を出版する」という挑戦の意義を強調し、多くの支援者と共に新しい文化を築いていきたいと考えています。
社史書籍の魅力
側島製罐の社史は、缶にまつわるさまざまなストーリーや、工場で働く人々の物語、さらにはクリエイターとのコラボレーションなどを含む内容となっています。社史は、120ページのハードカバー本で、美しいフルカラー印刷が施されています。
さらには、社史の書籍だけでなく、記念グッズや製作裏話を共有するイベントなど、様々な形で支援者に喜ばれるサービスを展開しています。
未来へつなぐ文化
このプロジェクトの成功を契機に、側島製罐は「社史を出版する」という文化を中小企業業界に浸透させていくことを目指しています。今まであまり知られてこなかった企業や業界のカルチャーを広めることで、産業や文化を次世代に受け継いでいくという社会的意義を持っています。
側島製罐が今後どのように新しい文化を生み出し、広げていくのか。その動きに今後も注目が集まります。