中部地方資源循環フォーラムでのVOLTAの取り組み
2025年12月19日、名古屋にて開催される【令和7年度中部地方資源循環自治体フォーラム】に、リチウムイオン電池のリサイクルを手掛ける株式会社VOLTAが登壇します。このフォーラムは環境省や愛知県の協力で開催され、地域の資源循環に関するさまざまなテーマを取り上げます。
フォーラムの概要と重要性
VOLTAは、第1セッションで「小型家電リサイクルの推進、リチウムイオン電池による火災防止の取り組み」というテーマで発表を行います。リチウムイオン電池の普及が進む中、廃棄物処理時の火災リスクが増加している現状があります。これは、家庭や事業所において人命や財産に大きな危険を及ぼすため、非常に重要な課題です。
VOLTAは、スマートフォンや電気自動車などに使用されるリチウムイオン電池に焦点をあて、そのリサイクルを通じて火災のリスクを低減する取り組みを強調します。発表では、これまでの実績やリサイクルプロセスについて詳しく説明し、業界関係者と情報を共有します。
リチウムイオン電池の火災リスク
最近では、リチウムイオン電池を搭載した製品の扱いが増え、処理工程における発熱や発火事故が多発しています。特に収集運搬車両や廃棄物処理施設での火災が顕著です。これにより、多くの人々の生活が脅かされており、早急な対策が求められています。
VOLTAの取り組み
VOLTAでは、リチウムイオン電池のリサイクルを安全で高効率なプロセスで行っています。具体的には、次のような工程を経て、レアメタルや金属の再資源化を行っています。
1.
安全なプロセス: 放電と乾燥を行い、電池を安全に処理。
2.
破砕と選別: リサイクル時に発生する材料を適切に分け、リチウムやコバルト、ニッケルなど貴重な素材を抽出。
3.
一貫した資源化: 電池本体だけでなく関連部品も含めてリサイクルすることで資源を最大限に活用。
さらに、VOLTAはRE100に加盟し、再生可能エネルギーを使用した低炭素プロセスでのリサイクルを実現しています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。
今後の展望
今回のフォーラムでの発表を契機に、リチウムイオン電池による火災防止の普及啓発活動をさらに進めていきます。業界や関連団体との連携を深めることで、より安全な運搬や火災防止のためのベストプラクティスを確立し、地域全体の安全性を向上させることを目指します。
VOLTAは、リサイクルを通じて社会が直面する課題を解決するために努力を続け、誰もが安心して暮らせる社会を実現することを目指しています。今後の活動にご期待ください。
まとめ
このフォーラムを通じて、VOLTAはその専門知識と経験を活かし、リチウムイオン電池による火災リスクを軽減するための具体的な方策を提案します。地域社会や企業、行政と連携し、安心・安全な未来を共に築いていくことが求められています。これらの取り組みを通じて、私たちの生活環境を少しでも良くするために、引き続き活動していきます。