名古屋国際学園での特別ワークショップ
名古屋国際学園が2023年11月22日・23日の2日間にわたり開催する「EARCOSウィークエンド・ワークショップ」では、30名以上の東アジアの教育者が一堂に会し、LGBTQ+の安全性と帰属意識の向上をテーマに専門的な学びを深めます。このワークショップは、現代の教育現場におけるジェンダーに関する複雑な課題に取り組むための重要な機会となります。
現代の学校とジェンダー
近年、学校におけるジェンダー関連の課題が急速に複雑化しています。思春期を迎える若者たちは、自分自身のアイデンティティを探求し、オンライン上や周囲の価値観に影響を受けています。教育者は、彼らの多様性を尊重し、安心して学べる環境を提供する役割が求められています。このワークショップでは、インターナショナルスクールの特殊性を考慮した上で、各国の教育者たちがどのようにしてジェンダー・インクルーシブな教育を推進するかを探ります。
講師には、ジェンダー教育の専門家であるエミリー・メドウズ博士を迎え、参加者同士の対話を促進し、共通認識を形成することを目指します。
2日間のプログラム
【1日目: 11月22日】
この日は、研究を基にした視点から「ジェンダーに関わる安全性と帰属意識」の本質を掘り下げます。参加者は、ジェンダーの発達や問題の定義、学校で直面する複雑な状況に対する意思決定フレームワークを学びます。
【2日目: 11月23日】
この日は、各参加者が自らの役割や学校の特性に基づいた具体的なアクションプランを作成します。これにより、参加者は学校で実践可能な具体策を持ち帰り、学校全体での取り組みとして活かせるようになります。
様々な職種の参加者
本ワークショップには、スクールリーダー、カウンセラー、教員、アドミッション担当者など、多様な専門性を持つ教育者たちが参加します。複数名でのチーム参加が奨励されており、学校全体で迅速かつ一貫した教育環境の整備を進めることができます。
名古屋国際学園の使命
名古屋国際学園は、すべての学生が「安全に、自分らしく、つながりを感じながら」学べる環境作りを促進しています。このワークショップをホストすることにより、東アジアの教育コミュニティに貢献することを誇りに思っています。
EARCOSとは
EARCOS(East Asia Regional Council of Schools)は、東アジア地域のインターナショナルスクール約230校から成る団体で、教職員や管理職向けに多様な研修やワークショップを提供しています。
本ワークショップの申込はEARCOS加盟校に限定されていますが、今回の取り組みが地域の教育環境の向上に寄与することを期待しています。
名古屋国際学園について
1964年に創立された名古屋国際学園は、国際バカロレア認定のインターナショナルスクールで、約500名の生徒が在籍しています。常に進化し続けるこの学校は、国際的な人材育成に貢献し続けています。
さらに詳しい情報は、名古屋国際学園の公式ウェブサイトをご覧ください。