LOGIQ、インド法人設立とCOO昇格を発表
沖縄県那覇市に本社を置くLOGIQ株式会社は、インド法人「LOGIQ India Corporation」を新たに設立し、その初代社長にAshok Das氏が就任したことを公表しました。また、Ashok Das氏はLOGIQ全体の最高執行責任者(COO)にも任命されています。この動きは、同社がインド市場でも事業を本格的に展開する意思を示しており、今後の成長が期待されます。
Ashok Das氏の経歴
Ashok Das氏は、LOGIQの創業者である切畠智人氏と共にOracle Corporationで活動をしていた経歴を持つ優秀なビジネスリーダーです。彼は同社のLinux Global Business Unitに所属し、パートナーマネジメント部門のグローバル責任者として活躍してきました。2025年7月からLOGIQにCountry Manager Indiaとして参画し、インド市場における事業立ち上げに貢献してきました。
国際分業体制の確立
LOGIQは、インド市場を日本に次ぐ重要な市場として位置づけており、今後は以下の国際分業体制を構築していきます:
- - 日本市場は創業者である切畠智人が管理
- - インド市場はCOOであるAshok Dasが担当
- - 技術支援は香港法人に所属するバイリンガルエンジニアチームが担当
この体制により、サービスの質をさらに向上させ、顧客満足度を高めることを目指しています。
社会問題への取り組み
LOGIQは、2023年6月に設立以来、Oracle Java従業員ライセンス問題やVMwareサブスクリプション課金問題といった重要な社会的課題の解決に取り組んでおり、独自に開発した診断・移行ソフトウェア群を中心に、コードレベルでの解析や修正を行っています。このアプローチにより、複数のエンタープライズ企業に採用されるなど、急速に顧客基盤を拡大しています。
公益性と商用性の両立
2025年7月には、非営利国際団体であるUnchained Stack Foundation(USF)を設立し、5社連合のファウンディングメンバーとして連携を強化しています。これにより、公益性と商用性の両輪で、ベンダーロックインに依存しない中立的なIT基盤の普及をグローバルに推進していく方針です。
今後の展望
LOGIQの創業者である切畠智人氏は、2025年10月23日に幕張メッセで開催予定の「Japan DX Week」に登壇し、ベンダーロックイン問題の最新状況や対応戦略についての講演を行う予定です。企業が抱えるIT課題に対する solutions を提供し、オンリーワン・テクノロジー企業としての地位を確立するため、無借金・自己資本経営を基本とした財務戦略を維持しつつ、営業利益を成長投資に積極的に振り向けていく方針です。
LOGIQの挑戦は、今後も目が離せない注目の企業です。どうぞご期待ください。