物流の危機を防ぐ黒ナンバー代車サービス、東海エリアで開始！その全貌とは

CBcloud株式会社が、物流の重要な一翼を担う黒ナンバー代車の共同使用サービスを東海エリアに導入します。この取り組みは、事故や故障による「物流ストップ」を防ぐために設計されており、日々の配送業務に欠かせないインフラを支える仕組みとなっています。サービスは、2023年12月22日から開始されます。

物流現場の課題を解決する新サービス

長年、配送業務に従事しているドライバーにとって、事故や故障が発生するとその業務が突然ストップしてしまうことが大きな痛手でした。一般的なレンタカーでは配送継続が法的に認められていないため、ドライバーは「車両がない＝配送が止まる」という厳しい状況に直面します。この新しい共同使用サービスでは、CBcloudが持つ中古車販売用の在庫を「適法な代車」として即座に提供し、ドライバーがスムーズに業務を再開できるよう支援します。

ピックゴーのサポート体制

本サービスは単なる車両貸出に留まらず、「物流を止めない」仕組みをもっています。配送プラットフォーム「ピックゴー」では、運行状況をリアルタイムで把握し、万が一のトラブルが起きた場合にも迅速に対応しています。事故や故障の連絡を受けた際には、サポートチームが即座に黒ナンバー代車の手配を提案し、ドライバーが早期に業務再開できるよう手厚くサポートします。

安全と収入の両立を実現

現在、ピックゴーの黒ナンバー代車は、平均7日間利用されています。この期間中、ドライバーは安全を確保しながらも収入を維持する必要があり、従来のシステムでは無理な運行を強いられる場合がありました。CBcloudでは、こうした「空白期間」を埋めることを目的とし、安全かつ持続可能な物流インフラを提供することで、地域の配送ネットワークを守ります。

東海エリアでのサービス詳細

このサービスは、以下の地域で展開されます：東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、三重県、滋賀県、和歌山県、愛知県、岐阜県、静岡県。特に東海エリアでは、名古屋市熱田区において車両の受渡しおよび返却が行われます。

利用料金は、1週間以上の場合5,500円/日（税込）、1週間未満の場合は8,800円/日（税込）です。決済はクレジットカードのみが対応しています。

未来の展望

CBcloudは、今後も東海エリアでのサービス利用を促進し、地域の物流インフラをさらに安定化させることを目指します。また、今後は一時的な代車提供だけではなく、中古車の販売を通じてドライバーを支援する仕組みも導入予定で、品質に納得した上で魅力的な価格での車両購入も可能になります。

担当者の田路広輔氏は、「ドライバーの生活を守りつつ、社会全体の『荷物が届かない』という課題を解決したい」と語っています。東海エリアでの成功をもとに、このモデルをさらに全国へ展開し、配送網を支える強固なインフラを築いていく決意が伺えます。