天然ゴムと食品廃棄物の融合、新素材「Rebbur」の誕生
株式会社江北ゴム製作所が発表した新素材「Rebbur(リバー)」が、2025年3月3日より販売を開始します。この新しい素材は、未活用の食品廃棄物と天然ゴムを融合させて開発され、環境に優しい製品を作るための試みとして注目されています。
「Rebbur」とは?
「Rebbur」は、天然の有機的素材を基にしており、材料本来の質感と香りを最大限に生かした新感覚のゴム素材です。名前の由来は「Rubber(ゴム)」を逆さに綴ったもので、「逆転の発想」や「Rebirth(再生)」の意味も込められています。
動植物の循環利用が進む中で、この素材はフェアトレードの天然ゴムに加え、食品業界で廃棄される「海苔の端材」「お茶の端材」「卵の殻」といったリサイクル可能な素材を組み合わせることによって開発されました。
製品ラインナップ
「Rebbur」素材を使用した第1弾として販売される製品は、以下の3タイプです。
1.
Rebbur PLANTER(リバー・プランター)
- サイズ:直径86mm × 高さ82mm
- 重さ:195g
- カラー:ノリブラック、ティーグリーン、エッグホワイト
- 価格:4,800円+税(5,280円税込)
2.
Rebbur STAND(リバー・スタンド)
- サイズ:幅130mm × 奥行42mm × 高さ32mm
- 重さ:135g
- カラー:ノリブラック、ティーグリーン、エッグホワイト
- 価格:2,800円+税(3,080円税込)
3.
Rebbur COASTER(リバー・コースター)
- サイズ:直径90mm × 高さ6mm
- 重さ:40g
- カラー:ノリブラック、ティーグリーン、エッグホワイト
- 価格:1,300円+税(1,430円税込)
新たな試みに対する評価
「Rebbur」は、環境への配慮を重要視した製品として、先日開催された「東京インターナショナル・ギフトショー:LIFE×DESIGN」で【ベストサスティナビリティ賞】を受賞しました。この受賞は、エコロジーと持続可能性が求められる現代において、「Rebbur」が一つの新しいモデルを示していることを証明しています。
循環型社会の実現に向けて
江北ゴム製作所は、60年以上にわたってゴム製品の製造と開発に関わってきた企業です。この新商品は、従来のゴム素材の枠を超えた、全く新しい価値を提供しています。
未活用材の提供にご協力いただいている企業は、以下の通りです。
- - 株式会社サン海苔(海苔の端材)
- - 農事組合法人高瀬茶業組合(お茶の端材)
- - 三州食品株式会社(卵の殻)
このように、地域の企業との協力を通じて、持続可能な商品開発を進めています。
まとめ
「Rebbur」は、ただのゴム製品ではなく、エコに配慮したライフスタイルをサポートする新素材です。商品化第1弾としてリリースされるプランター、スタンド、コースターはいずれもスタイリッシュで、実用性と環境意識を両立しています。
ぜひ、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。