ギリシャのオリンピア市からの中学生が稲沢市でホームステイ
来る2025年7月、ギリシャ共和国のオリンピア市から6名の中学生が愛知県の稲沢市にてホームステイを実施します。これは、両市が結んできた姉妹都市提携に基づく市民レベルでの交流イベントであり、文化の理解を深める絶好の機会です。
交流の背景
稲沢市とオリンピア市の提携は1987年に遡り、紀元前から続く歴史を共有し、両市が非核平和都市として平和を希求する姿勢や、古代オリンピック競技と稲沢市の伝統的神事「国府宮はだか祭」に見られる共通点が背景にあります。そうした中で、学生同士の交流が進められているのです。
ホームステイの実施期間と内容
ホームステイは、7月18日から21日までの3日間にわたって行われます。中学生たちは事前に募集したホストファミリーのもとに宿泊し、日本の文化や日常生活を体験します。訪問団にはオリンピア市の市長や通訳も同行し、全体で11名が稲沢を訪れます。
日程と活動内容
- - 7月17日(木) 入国
- - 7月18日(金) 市役所表敬訪問、稲沢市内の高等学校での交流、歓迎会
- - 7月19日(土) 木曽川でのSUP体験、各家庭でのホストファミリーデー、お茶体験
- - 7月20日(日) 各家庭でのホストファミリーデー
- - 7月21日(月祝) 午前中は各家庭でのホストファミリーデー、そしてホームステイ報告会
- - 7月22日(火) 出国
このプログラムは、オリンピア市からの訪問者が日本の伝統文化や地域の自然に触れることができる内容になっています。また、木曽川でのSUP体験は、特に人気のアクティビティになるでしょう。
過去の交流の振り返り
稲沢市はこれまでもオリンピア市との関係を深めるイベントを開催してきました。2024年にはパリオリンピックに向けた聖火リレーの中学生ランナーがオリンピア市内を走る予定で、これも交流の一環です。また、過去のオリンピック聖火も稲沢市役所で展示されており、地域の人々が参加してイベントを盛り上げてきました。
まとめ
この双方の文化交流は単なる国際的な友情だけでなく、日本の若者たちがグローバルな視点を育むための重要なステップです。稲沢市民もホストファミリーとして積極的に関わり、ギリシャからの若者たちに温かいおもてなしをし、友好の橋を架けることが期待されています。これからも両市がより密接な交流を続け、未来の先駆者たちを育てていくことを願っています。