さいたま市版SOIPが決定！スポーツチームがビジネス共創へ進む

さいたま市版SOIPが提案するビジネス共創の新たな一歩

2024年12月10日、さいたま市にて開催された「さいたま市版SOIP」の中間発表で、2社の企業がフルプロトタイピングに進むことが決まりました。このプログラムは、スポーツと産業の共創を通じて新たなビジネスを生み出すことを目的としています。本記事では、参加したスポーツチームや採択企業、そして今後の展望について詳しく解説します。

さいたま市版SOIPとは

「さいたま市版SOIP」は、さいたま市と一般社団法人さいたまスポーツコミッションが共同で推進している取り組みです。スポーツを通じて地域の問題解決や新たな産業創出を目指し、参加企業はスポーツチームとの連携を通じてビジネスモデルを構築していきます。

中間発表の主な成果

中間発表では、浦和レッドダイヤモンズと大宮アルディージャの2チームが参加し、各団体が発表した共創プランから選ばれた企業がフルプロトタイピングに進むことになりました。

浦和レッドダイヤモンズ

- 募集テーマ: サッカーの試合観戦を環境問題の解決につなげる仕組み・取組み
- 採択企業: ジーピック合同会社、サッカードットコム株式会社
- 提案タイトル: 「さいたま市をグリーンインフラ先進地域に～見沼田んぼ産モリンガの挑戦～」

浦和レッドダイヤモンズは、モリンガという植物に着目したサステナブルな取り組みを提案しています。フルプロトタイプ期間中も、環境への還元や地域貢献を念頭に置きつつ、新ビジネスの創出を図るとしています。

大宮アルディージャ

- 募集テーマ: 平日のNACK5スタジアムを使った取組み
- 採択企業: 株式会社SAL
- 提案タイトル: 「NACK5スタジアムSPORTS AFTERSCHOOLプロジェクト」

大宮アルディージャは、スタジアムの多様な利用促進を目指し、地域社会との連携を強化する提案を行いました。子どもたちに新たなスポーツ機会を提供し、地域全体の活性化に貢献することを目指しています。

今後の予定について

フルプロトタイピングに進んだプランは、実証実験や評価を経て、成果報告会で報告されます。2025年3月27日にはさいたま市で報告会を予定しており、市民を交えた意見交換の場も設けられる予定です。また、参加企業や関連ステークホルダーを招いたオープンセッションも実施され、ビジネスプランの具現化が進められます。

さいたま市の未来を切り拓く

さいたま市版SOIPは、単なるスポーツイベントの枠を超えた、地域課題解決につながるプロジェクトとして注目されています。スポーツを通じて地域の活性化を図り、新たな社会的課題解決にもつなげることが期待されています。今後の展開にぜひ注目したいところです。

このような取り組みは、さいたま市が新しいスポーツビジネスに取り組みやすい環境を整えることを目指しています。地域住民や企業、団体が一体となって、スポーツを通じてワクワクする未来を切り拓いていく様子は、目の前の風景を変えるチャンスを提供してくれるでしょう。