地域福祉と働き方をテーマにした『ジチタイワークス』Vol.36発行
2025年2月17日、株式会社ジチタイワークスが行政マガジン『ジチタイワークス』の第36号を発行しました。この号では、地域福祉とこれからの働き方という二つのテーマに焦点を当て、自治体職員や地方議会議員を対象に様々なヒントとアイデアを提供しています。
特集1: 地域福祉
特集1では「対象者を真ん中にワンチームで支援する」というテーマのもと、鳥取県鳥取市や静岡県焼津市、三重県名張市の取り組みを紹介しています。近年、地域福祉は支援ニーズの複雑化が課題となっており、単なる福祉サービスの提供だけでは解決が難しい情况が増えています。支援対象者の生活全般を向上させるためには、福祉部門に限らず、庁内の他の部署や外部の支援機関、地域住民の協力が不可欠です。
この特集では、従来の制度や体制にとらわれず、柔軟に対応する自治体の事例を取り上げ、地域住民全体が安心して暮らせるまちづくりの重要性を伝えています。支援対象者を中心に据えた取り組みがどのように地域の絆を深め、誰もが豊かに暮らせる場所を形成するのか、その側面を詳しく掘り下げていきます。
特集2: これからの働き方
特集2では「“個”を尊重する姿勢が組織の絆を強くする」という視点から、近年の公務員の退職者増加の原因を探ります。編集部では“働き続ける理由”について調査を行い、その結果を元に、安定した給与や柔軟な働き方を重視する声が多いことが分かりました。また、挑戦できる環境や、組織内でのやりがいも重要な要素とされています。
この特集では、やりがいの創出と環境整備に取り組む自治体にスポットを当て、個々の価値を尊重することで組織全体が活性化するヒントを提供します。個人が輝ける職場環境の整備が、どのように組織の結束を強化するのか、その具体例を通して解説していきます。
表紙デザインについて
『ジチタイワークス』では、自治体の特色を表す「紋章」をもとにした表紙デザインを採用しています。今号の表紙は埼玉県神川町で、町章は2006年に制定されたものです。神泉村との合併を機にデザインされ、両町村の頭文字「K」をモチーフにしつつ、自然と人間の調和や発展を表現しています。
ジチタイワークス会員募集
また、ジチタイワークスでは公務員や地方議会の関係者向けに「ジチタイワークス会員」を募集しています。登録者にはセミナー案内や無料のメールマガジン、冊子の送付といった特典が用意されており、自治体向けサービスの簡単な検索や資料請求などがワンストップで行えます。詳細は、ジチタイワークスのウェブサイトをご確認ください。
会社概要
ジチタイワークスは、官民連携や自治体同士の連携を促進するための情報誌を発行している会社です。福岡県福岡市に本社を置き、全国の自治体職員に向けて年6回のペースで情報を発信しています。今号も多くの自治体が直面する課題に対する新しい視点を提供する内容となっています。
この『ジチタイワークス』Vol.36を通じて、地域の福祉に対する理解や働き方改革への取り組みが一層促進されていくことを期待しています。