横浜メディカルグループがTUNAGを導入
神奈川県横浜市に本拠を置く一般社団法人横浜メディカルグループ(YMG)は、地域に密着した医療・福祉サービスを提供している。公共性の高いこのグループは、約20の医療および介護事業所を運営し、3,000名以上の職員が関与する大規模な組織である。しかし、組織が成長するにつれて、全職員に対する情報の共有や経営理念の浸透が難しくなってきた。そこでYMGは、株式会社スタメンが提供するコミュニケーションツール「TUNAG」を導入することを決定した。
TUNAGの導入背景
YMGはこれまで、様々な方法を通じて情報を共有してきた。しかし、規模が大きくなるにつれ、従来の方法では情報が職員全員に届かず、コミュニケーションに課題が生じていた。特に、職員がタブレットやスマートフォンでも情報を受け取れる環境が求められていた。そんな中で見つけたのがTUNAGである。このプラットフォームは、PCだけでなくモバイル端末でも利用でき、迅速な情報共有を可能にすることが導入の大きな理由となった。
課題解決に向けての取り組み
TUNAGはメッセージの送受信だけでなく、申し送りや申請・承認も行えるため、業務の効率化にも寄与する。これにより、コミュニケーションの向上が図られるだけでなく、職員のエンゲージメントを高めることが期待されている。「必要な人に、必要な時に、必要な情報を届ける」という考え方のもと、職員の帰属意識を高め、さらなる地域貢献へとつなげていく計画だ。
グループのDX推進部の有田氏は、「職員がYMGの一員であることを感じてほしい」と語り、TUNAGを通じた感謝や称賛の文化を醸成することが目標だと話す。また、福利厚生サービス「TUNAGベネフィット」の利用促進も進めており、全職員にとって働きやすい環境を整えることに注力している。
これからの展望
今後、横浜メディカルグループはTUNAGを活用して、職員がイキイキと働くための魅力的な組織を築いていく。目指すのは、地域に貢献しつつ、職員が生き生きと働ける環境の実現である。特に、医療福祉業界においては、高い生産性と職員の満足度が求められる中、TUNAGはその解決策の一つとなるだろう。YMGが展開する多様なサービスとTUNAGが結びつくことで、より良い医療・福祉提供が可能となることが期待される。
横浜メディカルグループについて
横浜メディカルグループは、1992年に設立され、「良質で信頼される医療・介護、関連サービスの提供による社会への貢献」を基本理念としている。今後、組織全体での連携や多職種の協業を深め、地域社会に対する責任を果たしていくことが求められている。
このように、TUNAGを通じた情報のシステム化が、今後のYMGの成長に寄与し、地域民へのさらなる貢献につながることが期待される。地域密着型の医療福祉の現場で、新しいコミュニケーションの形が確立されることで、医療の質向上や職員の定着率向上が期待される。これからもYMGは、地域と共に成長し続ける所存だ。