海とこんぶの森
2025-12-23 12:19:51

子どもたちが未来の海を育てる「海とこんぶの森プロジェクト」

未来の海を育てる「海とこんぶの森プロジェクト」



プロジェクト概要



株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが函館市と株式会社WMIの協力のもと、藻場再生を目指す「海とこんぶの森プロジェクト」が始まりました。このプロジェクトでは、地域の子どもたちが昆布の種付けから収穫までを体験することで、持続可能な地域づくりや環境保全に対する意識を高めていくことを目的としています。

環境問題への取り組み



北海道の沿岸では、近年「磯焼け」という現象が深刻な問題となっています。磯焼けは、昆布やワカメなどの海藻が減少し、サンゴモが生育する海底の状態を指し、これが「海の砂漠化」とも言われています。これに対処するため、セブン‐イレブン、函館市、WMIの三者は協力し、藻場再生と地域活性化を目指すプロジェクトの立ち上げに至りました。

こんぶ種付け体験の詳細



2025年11月29日(土)、函館市の南かやべ漁業協同組合で、「こんぶ種付け体験」が実施されました。参加したのは函館市立高丘小学校の3年生から5年生までの約20名。熟練の漁業者から昆布生産に関する説明を受けた後、実際に種付けを行いました。子どもたちは「初めての経験だったけれど楽しかった。次の収穫体験も楽しみ」と話し、地域の特産物への理解を深めていました。

地域活性化への貢献



このプロジェクトは、地域の特産物である函館の真昆布を活用した新商品「冷たい函館塩ラーメン」が2025年8月に発売されたことに繋がっています。この製品は、持続可能な食料システムを推進する「FOOD SHIFT セレクション 2025」で優秀賞を受賞しました。これは、農林水産省が関与する重要なプロジェクトの一環であり、国産の魅力を見直す機会となっています。

子どもたちの未来に向けて



プロジェクトに参加した児童からは、「昆布について多くのことを学び、楽しい経験だった」という意見が多く寄せられました。教育者や地域住民にとっても、子どもたちが地域を知るきっかけとなることが期待されています。地域を代表する食材である昆布を通じて、子どもたちが将来の北海道の海を大切にし、持続可能な社会の担い手となるよう成長することを願っています。

今後の展望



セブン‐イレブンは今後も地域との連携を深め、収穫体験や商品化を進め、食を通じた環境保全と地域振興に貢献していきます。このような取り組みが、未来世代の育成と地域コミュニティの活性化に繋がることを目指しています。「海とこんぶの森プロジェクト」が示すように、地域の特産品と子どもたちの未来は、持続可能な形で結び付いています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: セブン‐イレブン 海とこんぶの森 WMI

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。