豊田市での革新的な漏水検知実証実験
株式会社Essen(本社:神奈川県川崎市)は、豊田市で新たな実証実験を始めることを発表しました。この取り組みは、同市の上下水道局と協定を結び、車載用赤外線センサーとAI技術を組み合わせた水道管の漏水検知に挑戦するものです。
背景:深刻なインフラ老朽化の問題
日本全国で進行している水道管の老朽化は、国家の大きな課題となっています。高度経済成長期に整備されたインフラは、法定耐用年数を超え、多くの施設が老朽化している状況です。このため、従来の方法では対応が困難なスクリーニング(広域調査)技術の導入が求められています。
実証実験の概要
今回の実証実験では、Essenの高精度赤外線センサーを用いて、車両が通常の走行速度で路面温度データを収集します。このデータはAIによって解析され、地下の水道管における漏水などを的確に判別します。この技術により、効率的かつ迅速なインフラ管理が実現することが期待されています。
Essenの革新アプローチ
Essenは、モビリティデータを活用した新たなインフラ管理のスタンダードの確立を目指しています。これまでも『WithDrive』というプラットフォームを通じて、車両の移動データと人流データを融合させた広告ビジネスを展開してきましたが、今回はインフラ管理分野へその技術を応用します。その結果、モビリティを移動するセンサーとして機能させ、より高品質なデータを提供します。
各関係者の役割
実証実験は豊田市とEssenの協力によって行われます。豊田市は上下水道に関するデータの提供やAIによる判定結果の確認、さらに実験の進捗管理を担います。一方、Essenはそのセンシング機材の調達やデータ収集・解析を行い、判定精度の向上に努めます。
株式会社Essenの代表者コメント
Essenの代表取締役、橘健吾氏は「私たちは、モビリティのデータ解析技術を用いて、身近なインフラの問題を解決することができることをとても嬉しく思います。今回の実証実験を通して、見えないリスクを可視化し、持続可能な都市づくりに貢献できる新たなインフラ管理の基準を築いてまいります」と述べています。
株式会社Essenについて
株式会社Essenは、2021年に設立されたスタートアップで、地域モビリティを活用した社会インフラ管理ソリューションやモビリティ広告事業を展開しています。日常の移動をデータとして価値化し、地域振興やスマートシティの実現に向けた取り組みを進めています。公式ウェブサイトは
こちらです。
このように、Essenが提供する最先端の技術を通じて、より安全で快適な社会インフラの維持管理が実現する未来に期待が寄せられています。新たな試みによる革新が、地域の安全を支える重要な一歩になることを願っています。