秋田市でプログラミング教育支援が新たに展開!
2025年11月4日、秋田市内において、秋田市庁舎で「こどもマイクラプログラミング」などの教材が81の学校や図書館に寄贈される式典が行われました。この寄贈は、一般社団法人全国エドテック普及協会と株式会社明正ラボが共同で実施したもので、主にプログラミング教育の普及を図ることが目的です。
教材の詳細
寄贈された教材は、書籍『遊んで学ぼう!こどもマイクラプログラミング』が81冊、プログラミングボードゲーム『ダイスコードアドベンチャー』が38個です。これらの教材は、秋田市内の38校の小学校、5つの図書館、38の児童館に配布され、子どもたちが遊びながらプログラミングの基礎を学べる環境を整えます。
書籍『遊んで学ぼう!こどもマイクラプログラミング』
この書籍は、世界中で人気のゲーム「Minecraft」を活用しながら、子どもたちがプログラミングの基礎概念を直感的に理解できるように構成されています。特に、小学1年生からでも取り組みやすい内容で、順序、ループ、条件などの基本的な考え方を実体験で学ぶことができます。さらに、初級から応用までステップアップ式の課題が収録されており、学校、図書館、家庭での学びに幅広く活用可能です。また、教員や保護者にも理解しやすいガイドが付いているのが大きな特徴です。
ボードゲーム『ダイスコードアドベンチャー』
もう一方の教材である『ダイスコードアドベンチャー』は、サイコロを振って進むボードゲーム形式で、論理的思考やプログラミング的思考を遊びながら育むことを意図しています。サイコロには「移動」や「条件」、「ループ」などのプログラミングの要素がふんだんに盛り込まれており、友達と共に楽しみながら試行錯誤する中で戦略的思考が養えます。このゲームは、児童館でのグループ活動にも適しており、最大4人で10〜20分間楽しんで学ぶことができます。また、詰将棋モードの問題集も付いており、繰り返し遊ぶことで学びが深まります。
未来への展望
秋田市内でのプログラミング教育の普及は、この寄贈によって新たなステージへと進展します。子どもたちは、こうした教材を通じて「遊びながら学ぶ」体験をすることで、将来的にプログラミングの知識やスキルを身につけ、より創造的な問題解決能力を養うことが期待されます。地区の教育関係者や保護者も、この取り組みを支援・協力することで、より良い教育環境の構築に貢献できることでしょう。
このように、秋田市におけるプログラミング教育支援は新たな展望を迎えています。子どもたち一人ひとりが自らの未来を切り開く力を育むための足がかりとなることを願ってやみません。