女性の未来を切り拓くセミナー開催
2025年2月6日(木)、愛知県豊橋市役所にて、「幸福創造経営〜夢よりも先へ〜」をテーマとした「とよはし女性応援プロジェクトセミナー」が開催されました。このセミナーでは、 株式会社ティアの代表取締役社長である冨安徳久氏が特別講演を行い、参会者に向けて自らの経験を基にしたメッセージを届けました。
人生と仕事に対する新たな視点
冨安氏はセミナー冒頭で、働くことの本質に迫りました。「働くことは、お金を得るためだけではなく、誰かに喜びや安心を与えること」と語り、その価値を再認識することが仕事への向き合い方を大きく変える点を指摘しました。この講演を通じて、冨安氏は参加者に「仕事を通じて自己成長を感じることが重要であり、その体験がやりがいを生む」と強調しました。
また、女性が社会で自立し、自らの能力を開花させることの重要性も訴えられました。仕事における自己実現や社会への貢献は、個人の幸せにも繋がるとの考え方が強調されました。
女性の働き方推進に向けた具体的な取り組み
続いて、株式会社ティアのESG本部長である加藤本部長が、同社における女性の活躍推進に向けた取り組みを紹介しました。同社では、社員のキャリアデザインを支えるための様々なプログラムを整備し、定期的な座談会などを通じて、異なる分野で働く女性同士の情報共有の場を設けています。この取り組みは、女性がより働きやすい環境を整えることを目指しています。
質疑応答の時間には、参加者から「経営理念を社員に浸透させる方法」や「若手社員のモチベーションを高める施策」など、活発な質問が寄せられました。参加者は、具体的な事例を通じて多くのヒントを得る機会となったようです。
とよはし女性応援プロジェクトの背景
このセミナーは、とよはし女性応援プロジェクトの一環として実施されました。このプロジェクトは、SDGsの推進活動の一つとして、豊橋市や東京海上日動火災保険株式会社、豊橋信用金庫の3者によって令和元年度に始まりました。令和2年度からはMUSASHi Innovation Lab CLUEも加わり、今年度からは第一生命保険株式会社も参加し、活動の幅が広がっています。
このプロジェクトは、従来の枠を超えて女性が自分の能力を最大限に活用できる社会を実現することを目的としており、今後も様々なイベントや取り組みが予定されています。セミナーを通じた情報発信や支援の輪が広がることで、女性が仕事を通じて成長し、社会に貢献する機会が増えることが期待されます。
私たちは、こうした素晴らしい取り組みを見守り、支援していく必要があります。女性が輝く社会を実現するために、私たち一人ひとりが何ができるのかを考え、行動していくことが求められています。