食品廃棄物と天然素材の融合
江北ゴム製作所が新たに開発した「Rebbur(リバー)」は、食品業界であまり活用されていない素材と天然ゴムを組み合わせた革新的な新素材です。この素材は、ゴムの可能性を広げ、使用することで環境への負荷を軽減することに寄与します。
「Rebbur」という名前は「Rubber(ゴム)」を逆さにした造語です。これには「再生」や「逆転の発想」といった意味も込められています。つまり、廃棄物を再利用することで新しい価値を生み出すことを目指しているのです。
Rebbur PLANTER(リバー・プランター)の特徴
「Rebbur」を活用した商品化の第一弾として登場したのが「Rebbur PLANTER(リバー・プランター)」です。このプランターは、3種類の未活用材を原料として使用しています。一つは海苔の端材、もう一つはお茶の端材、そして最後は卵の殻です。それぞれの素材に対するこだわりから、以下の3色が展開されています。
- - ノリブラック: 海苔の端材と天然ゴムの組み合わせ
- - ティーグリーン: お茶の端材と天然ゴムの組み合わせ
- - エッグホワイト: 卵の殻と天然ゴムの組み合わせ
これらの素材は、自然由来の質感や香りを持ち、従来のゴム製品と異なり、ユニークなデザインと機能性を兼ね備えています。特に、ゴムの利点である「滑りにくさ」「耐衝撃性」「持ち運びやすさ」を生かした設計がなされています。
実際に手に取ると、その感触や香りから天然素材の魅力を感じ取ることができるでしょう。また、プランター自体は直径86mm、高さ82mmのコンパクトなサイズで、重さはわずか195g。使い勝手が良いため、どの場所でも手軽に利用できるのがポイントです。
環境への配慮
江北ゴム製作所は、食品廃棄物の再利用だけでなく、製品が日本で生産されることにもこだわっています。新素材の開発においては、株式会社サン海苔、農事組合法人高瀬茶業組合、三州食品株式会社などの企業から協力を得ており、地域とのつながりを大切にしています。これにより、地元経済も支援されています。
イベントでの展示
「Rebbur PLANTER」は、2025年2月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催される「東京インターナショナル・ギフトショー:LIFE×DESIGN」に出展される予定です。この展示では、プランターの他にスタンドやコースターといった関連商品も参考展示される予定です。実際にその魅力を感じたい方は、是非足を運んでみることをお勧めします。
発売日と価格
「Rebbur PLANTER」は2025年3月より発売が予定されており、価格は4,800円(税別)、税込みでは5,280円です。デザイン性と機能性を兼ね備えたこのプランターは、多くの人々に新たなライフスタイルを提案することでしょう。
まとめ
江北ゴム製作所が手掛けた「Rebbur PLANTER」は、食品廃棄物と天然素材の融合という新しい価値を生み出しています。環境にやさしいだけでなく、しっかりとした機能性を持ち合わせたこの製品は、私たちの日常に彩りを与えてくれる存在となるでしょう。