新著で考える福祉
2025-10-07 14:06:46

荒井和樹の新著『能力社会から共同体自治へ』が描く新しい福祉の未来

新刊『能力社会から共同体自治へ』のご紹介



2025年10月10日、著者の荒井和樹さんによる新たな著書『能力社会から共同体自治へ──競争と排除を乗り越える教育と福祉実践』が発売されます。この本は、教育、福祉、医療という現場で根強く存在する「能力主義」を問い直し、依存や支援の関係性を再考する内容となっており、特に「支援・被支援を分けない福祉」を提唱しています。

荒井和樹氏の思想と実践



荒井氏は、全国こども福祉センター理事長として、また愛知文教女子短期大学の准教授として、十年以上にわたり路上や地域で青少年支援を続けてきました。彼の実践は、人々が「支援者」と「利用者」という固定された役割を超え、共に協働できる新しい社会の構築を目指しています。

新刊では、名古屋駅前での若者支援や居場所づくりなど、荒井氏が実践してきた事例が紹介されています。これらの取り組みは、支援のあり方を根本的に見直すきっかけとなるでしょう。

教育と福祉の実践の新たな形



本書の中で強調されているのは、「来やすい入口」「安心の約束」「ともに決める自治」という三つのキーワードです。これらは、誰もが居場所や役割を持つための関係づくりの指針となります。荒井氏の実践は、年齢や境遇に関係なく、すべての人が参加できる温かい共同体を形成する可能性を秘めています。

また、著者の荒井氏は、2023年に「第1回未来をつくるこどもまんなかアワード」の最高賞である内閣総理大臣表彰を受けています。この実績は、彼のアプローチが広く認められている証拠でもあります。

誰にとっても役立つ内容



この新著は、教育関係者や福祉、医療、自治体の職員、さらに市民活動に関わる人々にとって、現代の「支援」や「共生」の概念を再考する良い機会となるでしょう。多様性を重視し、資源を有効活用することで、今後の福祉と教育のあり方に新しい視点を提供します。

書誌情報



  • - 書名:『能力社会から共同体自治へ──競争と排除を乗り越える教育と福祉実践』
  • - 著者:荒井和樹(全国こども福祉センター理事長・愛知文教女子短期大学准教授)
  • - 出版社:せせらぎ出版
  • - 発売日:2025年10月10日
  • - 判型:A5判・232頁
  • - 定価:1,980円(税込)
  • - ISBN:978-4-88416-321-1
  • - 出版社URLせせらぎ出版

荒井和樹氏の新刊は、ただの福祉書ではなく、未来の社会を見据えた真の共同体を築くための実践と理論が詰まっています。興味ある方はぜひ手に取ってご覧ください。


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