愛知県豊川市のトヨコンが障害者雇用で知事表彰
株式会社トヨコンが、令和6年度障害者雇用優良企業として愛知県知事表彰を受賞したことが発表されました。この表彰は、障害者雇用の促進と職場定着のために、愛知県内で率先して取り組む企業に贈られます。今回、愛知県知事の表彰を受けたのは3社で、それに加え独立行政法人からの表彰もありました。
障害者雇用優良事業所等表彰とは
この表彰は1968年から始まり、障がい者の雇用促進に寄与する企業や事業所を評価します。障害者雇用に対する深い理解と積極的な取り組みが求められ、トヨコンのような企業が評価されることは重要な意義を持っています。
トヨコンの取り組みについて
株式会社トヨコンは、2021年に「トヨコン SDGs 宣言」を発表し、そのテーマの一つに障がい者への支援が含まれています。2025年と2030年を目標に、いくつかの具体的な取り組みを行っています。これにより、社員一人一人の特性に合った業務の提供を目指しています。
担当業務
障がい者が行う具体的な業務としては、商品のピッキングや入出荷に伴う業務が挙げられています。特に、ピッキング作業は指示に従って必要な商品の集めるもので、障害の特性に応じた業務を任せる工夫がなされています。
業務切り出しの工夫
社員の障害の内容やレベルが異なるため、トヨコンではどの業務を誰に任せるかを慎重に見極める必要があります。社内では、コミュニケーションを促進する環境を整え、報告・連絡・相談が自然に行える雰囲気づくりを心掛けています。少しずつ信頼を構築しながら、丁寧に育成にも取り組んでいます。
社内の理解を深める取り組み
社員一人一人が障害特性を理解できるよう、外部の専門家を招いた勉強会を開催しています。この取り組みは、社内全体で一体感を持って障がい者への配慮に取り組むための重要なステップとされています。
大切にしていること
トヨコンでは、コミュニケーションを重視し、個々の障がい者を理解することに力を入れています。「ダメなことはダメ」ときちんと伝えること、そして個人一人一人と向き合い、将来の自立に向けたサポートを心がけています。企業として南アフリカが抱える「親なき未来」を見据えた取り組みを続けています。
受賞のコメント
代表取締役社長の明石耕作氏は、「この賞を受け取ることができ大変感謝しています。まだ改善の余地は多いですが、今後も社内の理解を深め、地域との連携を強化し、障害者雇用の意義について周知していきたい」と語っています。
トヨコンについて
株式会社トヨコンは、1964年に設立された総合物流サービス業で、2024年には法人設立60周年を迎えます。包装資材や物流機器の販売、包装設計、システム開発、倉庫管理、梱包業務など、幅広い業務を展開しています。 2021年にSDGsへの取り組みを強化する「トヨコンSDGs宣言」を行い、地域に寄り添う企業を目指しています。今後ともトヨコンは、新たな価値の創造を追求していきます。
会社概要
- - 代表者: 明石耕作
- - 設立: 1964年9月
- - 事業内容: 包装資材及び物流機器販売、包装設計、システム開発、倉庫管理業務、梱包業務、組立事業
- - 資本金: 1億円
- - 従業員数: 181名(2025年1月時点)
- - URL: トヨコン公式サイト
このようにトヨコンは地域において重要な役割を果たしながら、障害者雇用の改善に尽力し、企業文化の発展に貢献していきます。