ミツカンと女子大学生による「にっぽん食」試食イベントの実施
2025年11月16日、愛知県半田市に本社を置くミツカングループが、日本女子大学との共創プロジェクト「にっぽん食」に基づいて開催した試食イベントは、多くの注目を集めました。スーパーマーケット「ライフ 桜新町店」では、学生たちが考案したレシピ『誰でも簡単!ワンパンじゃがいもキッシュ』が実際に試食提供され、来店客に新たな食文化の魅力が直接伝わりました。
この日、約100名ものお客様に試食を行いながら、参加した学生たちは、来店された方々から直接感想を聞く体験に大いに喜びを感じました。試食される方々は、リアルタイムで意見を述べてくださり、学生たちにとっては貴重な学びの場となり、彼らが目指す「若者に親しみやすいレシピ」の意義を再確認する機会となったのです。
開発レシピとその背景
今回のイベントでは、テーマとして「若者の調理の入り口づくり」が掲げられました。学生たちがアイデアを出し合って考案したレシピは、ポイントや特徴を明確にし、「簡便」「旬」「共食」に基づいています。レシピブックも170冊以上配布し、より多くの人々に「にっぽん食」の概念を知ってもらうことを目的としました。
学生たちのコメント
日本女子大学食科学部の学生たちは、試食イベントを通して得た経験について、強い達成感を感じたようです。4年生の小川さんは、来店者と直接ふれあい、料理のポイントや「にっぽん食」について説明することができたことに喜びを表しました。試食された方々の「美味しい」との声に触れ、彼女は「にっぽん食」の寄与する価値を実感し、未来の食に対する新たな意義を再確認したとのことです。
また、新村さんは、家族で訪れたお客様から「共食」の大切さに共感してもらえたことが印象に残ったと語ります。試食を通じて興味を持っていただけたこと、さらには「作ってみたい」という感想を聞くことができ、今後の「にっぽん食」の普及活動に期待を寄せていました。
地域貢献への取り組み
株式会社ライフコーポレーション広報部の小川様は、今回の試食提供を通じて様々な声を直接聞くことができたことを評価しました。このようなフィールドワークが、学生たちの成長に大きく寄与することを願っています。また、参加者へのレシピブックの配布により、「にっぽん食」の知名度がさらに向上することにも期待が寄せられています。
勉強会の実施
試食イベントの前には、ライフコーポレーション本社でミツカンと学生たちの勉強会も行われました。双方が開発レシピやその背景について理解を深めることで、さらなる連携を強化する良い機会となりました。
これにより、地域社会への貢献や食育の重要性についての理解も深まり、食に関する学びの場が広がることに期待されます。
このように、ミツカンの取り組みは、ただのレシピ開発に留まらず、地域社会や若者に向けた食文化の発信を行い、新しい可能性を広げています。今後も「にっぽん食」が多くの人々に愛され、日常生活の中に取り入れられることを願っています。