あしなが育英会奨学生向け食糧支援プロジェクト
NPO法人フードバンク愛知と株式会社ジェイ・ロジコムは、2025年12月からあしなが育英会の奨学金を受けている高校奨学生とその家庭を対象にした食糧支援プロジェクトを開始します。この取り組みでは、各回300名に8,000円相当の食品セットを配送し、2025年12月、2026年2月、4月の3回にわたって実施されます。
食糧支援の背景と目的
高校生を支援する奨学金はあるものの、親を亡くしたり、就労が難しい家庭では日常生活の食費や生活費に苦労するケースが後を絶ちません。特に、厚生労働省の統計によると、日本で毎年多くの親が病気や自死などにより突然亡くなることから、未成年の子どもたちが直面する困難は計り知れません。
今回のプロジェクトは、このような状況を受けて、食品支援が物理的な助けを提供するだけでなく、「誰かに支えられている」と実感できる心理的な安心感を与えることを目指しています。
支援の詳細
対象者と支援内容
- - 対象: あしなが育英会の奨学金を利用する高校奨学生家庭
- - セット内容: 8,000円相当の食品(常温保存でき、自炊しやすい品を中心に構成)
- - 実施時期: 2025年12月、2026年2月、2026年4月
- - 数量: 各回300セット
- - 配送方法: 全国への郵送(配送料は株式会社ジェイ・ロジコムが全額負担)
期待される効果
1.
食費負担の軽減: 日々の食費をサポートし、生活全般の負担軽減を図る。
2.
安心感の提供: 支援を受けることで、「社会に見守られている」という感覚が生まれ、心理的な安定をもたらす。
3.
学びの環境づくり: 食糧に対する不安が解消されることで、学生は学業に集中できる環境が整っていく。
たくさんの支えで導く未来
このプロジェクトは、NPO法人フードバンク愛知と株式会社ジェイ・ロジコムの強みを活かして、安定的に必要な支援を届ける体制を整えています。
1.
フードバンク愛知の役割: 食品や日用品の収集、支援ボックスの作成を手掛けます。
2.
ジェイ・ロジコムの役割: 全国配送の展開および配送料を全額負担し、効率的なサポートを行います。
フードバンク愛知の紹介
特例認定特定非営利活動法人フードバンク愛知は、愛知県北名古屋市に拠点を持ち、地域の食糧支援を行っています。子ども食堂やパントリーの運営を通じて、困っている家庭を支援しています。詳細は公式ホームページ
こちらをご覧ください。
終わりに
この取り組みを通じて、多くの高校奨学生が日常生活に必要な支援を受けられ、希望を持って学びを続けることができるようになることを期待しています。食糧支援が届ける未来に、参加者全員の想いが詰まっています。