タマディック一宮オフィスRobo Lab.の開設について
2026年4月、愛知県一宮市に新たに『TAMADIC一宮オフィスRobo Lab.』が開所します。この施設は株式会社タマディックのFA・ロボットテクノロジー事業部の新しい拠点として設計されています。特に、自動化や省人化のソリューションを提供するためのロボットシステムインテグレーション(SI)に特化した事務所としての役割を果たします。
Robo Lab.の目的
今回のロボラボ開設の大きな目的は、事業が拡大する中での人員増加への対応です。約130名の社員がこの新しい拠点で働くことになり、ロボット導入に関する提案から、ロボット本体の制御や情報処理システムの設計開発、さらには実際の運用までを一貫してサポートする体制が整います。自社内での設計製作を前提に、迅速なプロトタイプ開発や技術検証を実施し、クライアントの課題解決に直結するアイデアを提案できるよう努めてまいります。
建物の特徴
この新しい拠点は、以前一宮で繊維業を営んでいたモリリン株式会社の旧本店社屋として利用されてきた歴史ある物件です。ロボットのショールームや開発ラボが1階に配置され、2階と3階はオフィスエリアとなっています。また、内装はウッドベースを基調にし、植栽を多く配置することで従業員のストレス軽減や集中力の向上が図られています。さらに、屋上にはオフィス菜園も設けられており、ワーケーションが楽しめるルーフトップテラスが設計されました。これに加え、社員同士のコミュニケーションを活性化し、心身のリフレッシュを追求するためにオフィスサウナも設置されます。
従業員の働き方改革
タマディックは1959年の創業以来、自動車や航空・宇宙、FA・ロボット、情報・家電業界のトップメーカーと連携しながら、最先端技術の開発に取り組んできました。また、「働きがいのある職場」の実現や健康の保持・増進を重要な施策として掲げています。2025年からは、新たな働き方のコンセプト『All for Well Engineer Life』を策定し、エンジニアとしての充実した人生を送るためのサポートを強化しています。Robo Lab.はこのプロジェクトの一環として運営され、エンジニアが新しい働き方を実現できる場となることが目指されています。
Robo Lab.のネーミング
『Robo Lab.』という名称には、最先端技術に取り組むエンジニアたちが心から仕事と研究を楽しめる空間を作っていくという思いが込められています。「Lab.」は研究所つまりLaboratoryの略である一方、技術への愛を表すLoveを意味する言葉でもあります。
スローガン「All for Well Engineer Life」
このスローガンには、個々の社員が「良いエンジニア人生」を送ることが最も重要であるとの願いが込められています。健康に働き、素晴らしいものづくりを通じて社会に貢献し、仲間とチームとして成長することが、新時代の健康経営の象徴となることを目指しています。
FA・ロボットテクノロジー事業部
Robo Lab.には、メカニカル技術部、ロボティクス技術部、エレクトロニクス技術部の3部門があり、各種自動化設備や装置の開発設計を担っています。これにより、迅速な製品開発と市場への展開が実現されるでしょう。岩倉事務所においても、同じく技術部門が移転することにより、さらなる発展が期待されます。
物件概要
- - 名称: TAMADIC一宮オフィスRobo Lab.
- - 所在地: 愛知県一宮市本町4丁目22番10号
- - 敷地面積: 1869.52 ㎡
- - 建築面積: 857.86㎡
- - 延床面積: 2744.33㎡
- - 内装施工: 株式会社乃村工藝社
- - 階数: 地上4階
- - 完成予定: 2026年4月
今後もタマディックは、エンジニアたちの働きがいを追求し、革新を続けていくことでしょう。