ドミニク・ブシェトーキョーがテロワール賞受賞記念コースを限定提供

ドミニク・ブシェトーキョー：テロワール賞受賞記念コース開始

東京都中央区銀座に位置する「ドミニク・ブシェトーキョー」は、2013年のオープン以来、毎年「ミシュランガイド東京」に掲載され続ける名店です。この度、エグゼクティブシェフの伊藤翔氏が、2025年に開催されたパテ・クルートの世界大会で「PRIX DU TERROIR（テロワール賞）」を受賞しました。この栄誉を祝し、特別コース「Menu Championnat（ムニュシャンピオナ）」が、2025年12月8日から2026年2月28日までの期間限定で提供されることとなります。

コースの概要

特別コース「Menu Championnat」は、価格23,000円（税込・サービス料別）で全7皿の料理を楽しむことができます。このコースでは、伊藤シェフが自らの技術と創造性を分かりやすく表現するための一皿を提供します。

コース内容は以下のとおりです：

- 【プティ・サレ】シャンパーニュのおとも
- 【アミューズ・ブーシュ】一口のおもてなし
- 【前菜】パテアンクルート
- 【魚料理】鰆のミキュイソース・コキヤージュ
- 【肉料理】牛テールの赤ワイン煮込みトリュフ風味のじゃがいものピュレ
- 【デセール】シェフから本日のおすすめデザート
- 【ミニャルディーズ】コーヒー、紅茶、ハーブティー小菓子と共に

なお、魚料理と肉料理は12月のメニュー予定で、1月以降は旬の食材に応じた内容に変更される予定です。

パテアンクルートの魅力

「パテアンクルート」とは、肉などの具材をパイ生地で包んで焼き上げた料理で、最終的にはジュレを注いで仕上げられます。この料理の最大の難しさは、火入れのバランスです。外側のパイ生地はサクサク、内側の肉はしっとりとした仕上がりを求められます。この絶妙な調和を実現するためには、職人の感性と技術が必要です。

伊藤翔シェフの歩み

伊藤翔シェフは1989年に秋田県で生まれ、横浜の「霧笛楼」で7年間の修業を経て、パリの「ドミニク・ブシェ」で1年間勤めた後、2016年には帰国し「レ・コパンドゥドミニク・ブシェ」のオープニングスタッフとして活動を始めました。同年にはビブグルマンに掲載され、2017年にはシェフに就任。 2020年にはパテ・クルート世界選手権アジア大会でファイナリストとなり、2022年には「ドミニク・ブシェトーキョー」のシェフに就任しました。

2025年には日本大会で優勝し、同年の世界大会では名誉ある「PRIX DU TERROIR」を受賞しました。伊藤シェフは、伝統的なフランス料理を現代風にアレンジし、ガストロノミーの魅力を多くの人に伝えることに情熱を持っています。