Roxy AIが更なる進化を遂げました!
株式会社Roxyが開発した外観検査AI「Roxy AI」が、待望のメジャーバージョンアップを発表しました。このバージョンは、特に工業製品の検査や食品の異物混入検査の分野において、より高精度で効率的な検査を可能にする「データセントリック」なアプローチを取り入れています。
新機能「アテンションマップ」の追加
新たに搭載された「アテンションマップ」機能は、検出精度を大幅に向上させます。従来のセマンティックセグメンテーション(セマセグ)では、正常と不良の境界を明確に識別する必要があり、そのためのアノテーションが面倒であるため、導入が困難でした。しかし、Roxy AI Ver.2.0では、ユーザーが不良個所を単純にクリックするだけで、そのサイズや面積を判定できるようになります。これは、従来の方法に比べて圧倒的に効率的で、簡単な操作で不良箇所を検出することができます。
NVIDIA GeForce RTX50シリーズへの対応
さらに、Roxy AIは最新のNVIDIA GeForce RTX50シリーズに対応しました。この対応により、最新のGPUを利用した高速なAI学習と検査が可能に。製造業において、速度と精度は極めて重要です。これにより、ユーザーはよりスピーディーに作業を行うことができます。
主なバージョンアップのポイント
Roxy AI Ver.2.0では、以下の機能も強化されています:
- - 大量の小さな物体の個数カウント精度の向上:特に密集した物体の検出がさらに簡単になりました。
- - キーエンス3DセンサーLJ-S8000シリーズへの対応:最新のセンサーと連携して、より柔軟な検査が可能になりました。
- - 検査結果の出力機能の追加:検査結果をユーザーのニーズに応じて柔軟に制御・出力できるようになりました。
Roxy AIの特色
Roxy AIは、工業製品の外観検査や食品の異物混入検査に特化した画像処理AIで、従来の検査方法では見落としがちな不良を、高速かつ高精度に検出します。また、物体の特定やサイズ測定を行う機能や、画像生成AIも標準で備えており、様々な用途に対応しています。さらに、主要なカメラやPLC、ロボットとプログラミングなしでの簡単な連携が可能で、利用者の負担を軽減。特にキーエンス社のVJ、LJ、XGシリーズとも連携できるため、多様な現場のニーズに応えます。
お試し版の提供
Roxy AIには評価版が用意されていますので、アテンションマップを始めとする新機能を実際に体験することができます。興味がある方は、ぜひ公式ウェブサイトの問い合わせフォームよりお知らせください。
会社概要
最後に、Roxyの情報をご紹介します。2020年に設立された株式会社Roxyは、愛知県岩倉市に本社を構え、AI検査製品の開発やライセンス販売を行っています。代表は石黒貴之氏です。
公式サイト:
Roxy AIの製品情報 |
動画での紹介