サッカー横浜FCとスマート修繕の新たな提携で課題解決へ

サッカーJリーグの横浜FCと顧問契約を結んだスマート修繕

ディー・エヌ・エー（DeNA）グループに属する一級建築士事務所、スマート修繕が、サッカーJリーグの横浜FCを運営する横浜フリエスポーツクラブと新たに顧問契約を締結しました。この契約は、グラウンドやクラブハウスの管理や修繕に関する業務全般を対象としており、施設の品質向上を目的としています。

横浜FCの施設「LEOCトレーニングセンター」とは？

横浜FCの練習拠点である「LEOCトレーニングセンター」は、神奈川県横浜市に位置し、2001年からスポーツクラブによって運営されてきました。この施設は、46年の歴史を持ち、老朽化が進んでいるため、設備のメンテナンスが急務とされています。ここでは、トップチームやアカデミー（下部組織）の練習が行われるほか、地域貢献活動やファンとの交流イベントなど、多様な用途に使用されています。

スマート修繕に期待するもの

第1回目の問い合わせは2023年11月、総務担当部長の宮内祐樹さんは、「施設の老朽化が進む中で、トレーニングルームの結露や給湯器の問題が多発しており、以前は業者を自分たちで探して、逐次対応していました。しかし、建物全体を見直し、計画的な修繕が必要だと考えるようになりました」と話します。コンサルタントの別所毅謙さんは、多岐にわたる修繕のニーズに対処するために必要な専門知識を持っており、特に設備の老朽化に伴うさまざまな問題の解決に力を入れています。

利用者の声：満足のいく対応

宮内さんは、「スマート修繕の対応は非常に素晴らしい」と称賛します。「施設周辺の修繕課題に関して、包括的なサポートを受けており、別所さんは常に迅速に対応してくれます」と続けました。これにより、彼らは修繕のスピードと質について非常に満足している様子がうかがえました。

給水設備や照明改修も進行中

スマート修繕へ依頼した案件は51件にのぼり、現在は8件が進行中、すでに5件は実施済みです。内訳には、食堂の壁や天井のリフォーム、浴室の換気診断、体育館のLED照明の設置、トイレ便座の修理など多種多様な問題が含まれています。これらは一つ一つ、確実に解決に向かっています。

サポートの質と適正価格を実現

宮内さんは、スマート修繕による顧問契約が非常にリーズナブルであると評価しています。「サポートを受けることで、料金面でも納得がいく結果が得られています。この価格でこれだけのサービスが受けられるなんて、驚きです」と向上した品質に感謝の意を示しています。また、スマート修繕は「工事会社の登録制」を採用しており、信頼性の高い業者のみを紹介する仕組みになっています。

将来的な展望

今後、スマート修繕は現状の修繕だけでなく、設備の悪化を未然に防ぐことを目的に、予算づくりや計画的な管理の提案を行っていく予定です。宮内さんは「我々の取り組みが、未来のサッカー選手を育てる環境づくりに役立てばいいなと思っています」と語り、施設の未来に向けての熱意を示しました。

スマート修繕について

スマート修繕は、マンションやビルなど大規模な施設の修繕をサポートする専門機関です。専門的な知識を持ったスタッフが、ニーズに合わせたコンサルティングを提供し、コスト削減や工事の質を維持する努力をしています。同社は、今後も多くの建物の運営を支援し、地域貢献に取り組んでいく計画です。

この契約が、ただの業務契約ではなく、横浜FCの未来を支える基盤の一部になることを願っています。