個人情報保護の重要性:信頼できる企業を選ぶために知っておきたいこと
毎年1月28日は「データ・プライバシーの日」として、個人のデータとプライバシーの保護について国際的な議論が行われます。この日を機に、企業における個人情報の管理や透明性について考え直す良い機会です。最近、NSSスマートコンサルティング株式会社が実施した調査から、個人情報に対する消費者の不安意識や企業の信頼性に関する様々な側面が浮かび上がりました。
調査概要
調査は2026年1月8日から9日にかけて行われ、20〜60代の男女1,023人を対象に、「個人情報の取り扱いに対する不安意識と企業の信頼判断」がテーマとなりました。この調査から、個人情報を扱う企業に対する信頼度や不安の実態が見えてきます。
デジタルサービスと個人情報の不安
現代では、ECサイトやサブスクリプションサービスが日常的に利用されており、多くの人が自身の個人情報を提供しています。しかし、その背後には個人情報の漏えいや不正利用に対する大きな不安が存在しています。調査によれば、約70%の回答者が個人情報の登録に対して「とても不安」または「やや不安」と感じています。
具体的には、最も不安に感じている情報として「クレジットカード情報」が挙げられ、その後に「銀行口座情報」や「住所」が続きました。財務的な影響を考慮し、特に金銭的なトラブルに直結する情報に対しての警戒心が高まっています。逆に、「氏名」や「メールアドレス」といった情報に対する不安は比較的低いことも分かりました。
プライバシーポリシーの確認状況
それでも多くの人々がプライバシーポリシーを詳しく確認していないことが明らかになりました。内容をしっかり確認していると答えたのはわずか8.8%で、ほとんど確認していないという回答は合計で43.1%に上ります。多くの人々が「長文が面倒」と感じ、また「早くサービスを利用したい」という強い動機が、プライバシーポリシー確認を瞬時に怠っている要因と考えられます。
信頼できる企業とは?
消費者はどのようにして企業の信頼性を判断しているのでしょうか。調査によると、「企業・ブランドの知名度」が最も多くの支持を集め、次いで「上場企業・大手企業」であること、さらに「セキュリティや個人情報への取り組み説明」が重視されています。実際の企業の透明性や誠実な取り組みが信頼の基盤であることが浮き彫りになりました。
● 企業が不安を抱かせる要因には、運営会社の情報が不透明であることや、問い合わせ先がわかりにくいことが挙げられます。これらは消費者にとって、安心感を欠かせる大きな要因であることが調査からわかりました。
情報漏えい時の対応
万が一、個人情報が漏えいした場合、約2割が「すぐに退会する」と回答しています。一方で、「企業の対応を見て判断する」とする回答が半数に迫り、多くの消費者が企業の誠実な対応を重視しています。情報漏えいが発覚した際の迅速な対応や、その後の透明性が、消費者との信頼関係を維持するためには不可欠です。
企業に求められる取り組み
消費者が企業に求める取り組みとして、最も多くの支持を集めたのは「情報漏えい時の迅速で誠実な対応」で66.1%を占めました。続いて「定期的なセキュリティ対策の公表」や「個人情報管理体制の明確な説明」が求められています。特に目に見えない取り組みや第三者認証の取得が、消費者に対する強い信頼感を与える要素となりました。
まとめ
デジタル社会において、消費者は個人情報提供に不安を抱えながらも、企業の信頼性をどう見極めるかについて本調査は示唆に富んでいます。プライバシーへの配慮や信頼される企業となるためには、透明性のある情報提供と誠実な対応が求められます。企業はリスク管理体制を強化し、安心して情報を預けられる環境づくりに努めるべきです。
NSSスマートコンサルティング株式会社が運営する『ISOプロ』では、個人情報を扱う企業にとっての信頼確保に向けたISOの新規取得や運用サポートを行っています。必要なら、ぜひ参考にしてみてください。