日米の医療とカイロプラクティックについての意義深い対談

日米の医療とカイロプラクティックの未来

近年、医療における新たなアプローチが注目される中で、アメリカと日本の医療制度やカイロプラクティックの差異について、全健会・JCA顧問の小林豊病院長と、JCA海外特別講師のラリー・スミスD.C.が対談を行いました。今回の対談では、予防医療やカイロプラクティックの取り入れ方、医療制度の違い、さらには今後のカイロプラクティックの発展について詳細に議論されました。

病院とカイロプラクティックの関係

小林病院長はアメリカにおけるカイロプラクティックの位置づけについて尋ね、ラリー先生はアメリカの病院内においてカイロプラクティック科が存在していることを紹介しました。ただし、集中治療室での施術は行われないとしながらも、整形外科医の中には個人的にカイロプラクティックを受けている人が多いことを示しました。小林病院長は、医療機関がカイロプラクティックを取り入れることで、患者の負担軽減や医療費の削減につながるとの見解を示しました。

日本とアメリカにおける予防医療

対談では、日本における予防医療の普及状況とアメリカの取り組みについても触れられました。日本では健康診断が一般的であり、がんの早期発見を目指して多様な検査が行われています。一方、アメリカでは高リスク者を対象にした検査が多く、保険制度の影響を受けた医療の運営が行われています。こうした制度の違いが、患者の医療経験や費用にどのように影響を与えるかについても、ラリー先生は詳細に説明しました。

カイロプラクティックの現状と未来への展望

カイロプラクティックはアメリカでは国家資格として認められていますが、日本ではまだ正式な認可は得られていない現状があります。効果が感じやすい情報発信が必要だとの意見が交わり、会員一人一人の成長が重要であるとの背景も示されました。ラリー先生は、個々のスキルアップや体系の整備が今後のカイロプラクティックの発展に不可欠であると強調しました。

結論

この先の医療の在り方やカイロプラクティックの未来に対して非常に意義深い対談が行われ、両者の見解から日本におけるカイロプラクティックの社会的地位向上に向けた具体的な動きが見えてきました。JCAでは今後も国際的な視点を取り入れながら医療とカイロプラクティックの架け橋となるべく活動していく方針です。今後の展開に注目が集まります。