法人向けRAGサービス「ChatSense」が新機能を追加
最近、株式会社ナレッジセンスは、自社の法人向け生成AIサービス「ChatSense」に新たな機能を追加しました。この新機能は、ユーザーが簡単な言葉を入力するだけで、AIが最適な「事前プロンプト」を自動生成するというものです。このプロンプト自動生成機能により、AIの導入に不安を感じる初心者ユーザーや、プロンプト設計が難しい方々にとって、大きな助けとなるでしょう。
ChatSenseとは?
「ChatSense」は、ナレッジセンスが提供する法人向けRAG(Retrieval-Augmented Generation)サービスで、企業や官公庁、大学などで利用されています。特徴は、セキュリティの高い環境でChatGPTを活用できる点と、コスト面でも優位性があることです。大企業を含む500社以上で導入されている実績があります。
このサービスでは、社内のデータをAIに学習させ、より精度の高い回答を可能にする「追加学習」オプションが提供されています。従来、この機能を有効に活用するためには、「事前プロンプト」をユーザー自ら設計する必要があったため、専門知識が求められました。
新機能「プロンプト自動生成」の詳細
新しく搭載されたプロンプト自動生成機能は、専門的な知識がなくても簡単にプロンプトを設計できるという利点があります。ユーザーは、自身の「やりたいこと」を自然な言葉で入力するだけで、AIが2〜3秒以内に最適化された事前プロンプトを作成します。
この機能により、初心者でも手間をかけずに業務効率を高めることが可能となります。
生成されたプロンプトはそのまま「追加学習」オプションのRAG設定に適用でき、必要に応じて編集も行えます。これによって、より精度の高い回答を引き出すことができるようになります。ナレッジセンスは今後も、このような使いやすい機能を追加することで、生成AIを業務で活用する企業をサポートしていく方針です。
AIの業務適用はなぜ重要なのか?
最近のビジネス環境では、効率化や生産性向上が求められています。ChatGPTを活用することで、社員が多くの時間を費やす業務において、迅速かつ的確なサポートを得ることが可能です。しかし、プロンプト設計の難易度が障害となり、導入に二の足を踏む企業も少なくありませんでした。
新機能の提供により、「ChatSense」は、これまで以上に多くの企業に対してAI導入のハードルを下げ、効果を実感できる場を提供することを目指しています。業務の中でAIを活用することが自然に感じられる日々が近づいています。
今後の展望
ナレッジセンスは、生成AIを活用したさまざまなサービスを展開しており、業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進することに大きく貢献しています。今後さらに多くの企業が、AIを業務効率化のツールとして取り入れ、満足できる結果を得ることが期待されます。企業のDXを加速し、あらゆる社員の生産性を向上させるため、ナレッジセンスは引き続き尽力していく所存です。
会社概要
ナレッジセンスは、2019年に設立され、法人向けの生成AIサービスを提供しています。本社は東京都港区にあり、CEOを務めるのは門脇敦司氏です。今後も、生成AIを活用した新しいサービスやソリューションを展開していく予定です。興味のある企業様は、ぜひお問い合わせください。