豊橋市から生まれる青春純愛小説『腐りゆく君と遺された私』の魅力
2025年4月、知る人ぞ知る愛知県の豊橋市から、感動の青春純愛小説が誕生します。その名も藤白圭著『腐りゆく君と遺された私』。本作は、著者の地元への愛情が込められています。物語は、幽霊になった恋人との最後の7日間を描いたもの。自由な廃墟専門の写真家央理と、何でもこなせる蛍夏という幼馴染の2人が、思い出の旅に出る様子が描かれています。
あらすじとその魅力
「ごめん。俺、死んだ」。これが物語の幕開けです。央理が撮影旅行で帰らぬ人となり、幽霊となって現れるという衝撃的な展開。彼女は、カメラを手に彼の遺体が眠る場所へ向かうという、切なくも美しい旅を始めます。幽霊と共に過ごす時間は、彼女にとってただの別れではなく、思い出の中で新たな約束を再確認する場となります。
物語は、青春時代の夢や葛藤を反映しており、特に大人になった今、再びこの本を手にすることで味わう感動は、世代を超えた共感を呼ぶことでしょう。後悔と喪失の感情を巧みに描写した藤白圭の筆致は、多くの読者の胸を打ちます。
豊橋市ご当地コラボ企画
本書が発売されるにあたり、豊橋市在住の漫画家佐野妙先生との素晴らしいコラボ企画も実施されます。藤白氏の書き下ろしショートストーリーと佐野先生の描き下ろし4コマ漫画を組み合わせた特別なペーパーが店頭で配布されるのです。全6種類の特典ペーパーは、豊川堂や精文館書店、三洋堂書店などの書店で配布。ただし、数量限定のため、興味のある方は早めに訪れることをおすすめします。
コラボペーパーの概要
- - 豊川堂(法人限定)「告白=OK」
- - 精文館書店(法人限定)「甘酸っぱい灼熱サイクリング」
- - 三洋堂書店(法人限定)「大須食い倒れ珍道中」
- - 未来屋書店豊橋南店(限定)「香りを贈る意味」
- - アニメイト豊橋(限定)「カメラを通して見る世界」
- - メロンブックス名古屋店・豊橋店(限定)「微笑ましいプロポーズ」
限定ペーパーの配布に加え、藤白圭先生のサインとともに、佐野妙先生が描くイラストが加わったコラボPOPも一部書店に掲出されます。これにより、ファンはより深く作品の世界に触れられることでしょう。
著者について
藤白圭氏は愛知県出身で、豊橋市に在住しています。作家としての経歴は多岐にわたり、特にホラーやオカルトに対する造詣が深いことで知られています。小説投稿サイトでの成功を経て、現在に至るまで多くの作品を世に送り出しています。
終わりに
『腐りゆく君と遺された私』は、幽霊という非現実的な要素と青春の切なさを見事に融合させた心温まる物語です。涙と笑いが交錯する読書体験を通じて、自分自身の失ったものを見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。ぜひ手に取って、豊橋の風を感じながら、この珠玉の作品を味わってみてください。