空港に味噌桶登場
2025-02-18 10:43:28

中部国際空港が味噌桶を設置、愛知の伝統を発信

中部国際空港の新たな名物、味噌桶の登場



愛知県常滑市にある中部国際空港セントレアが、新たな観光スポットとして注目されている。2025年2月17日、国際線到着ロビーに設置された巨大な味噌桶は、中部地域の魅力を世界に発信するためのシンボルとなっている。この取り組みは、中部国際空港株式会社と、愛知県を代表する味噌蔵の一つ、のだみそ株式会社の強力なコラボレーションによって実現した。

設置された巨大な味噌桶



今回設置された味噌桶は直径2050mm、高さ1475mmという巨大さで、1928年に創業されたのだみそ株式会社が約90年間も使用してきたものだ。愛知県の豊田市で天然醸造を行っているこの味噌屋は、木桶を使用した伝統的な製法を守り続けており、その姿勢は現代のプラスチックやステンレス製品が主流となる中、貴重なものとなっている。

この味噌桶は、設置の前に一度解体され、再び組み立てられた。木の特性を生かしつつ、ミリ単位の精度で組み立てを行う難しい作業だったが、木桶を保護するための工夫がなされ、見事な仕上がりとなった。

色々な人々が参加したお披露目会



設置当日に行われたお披露目会には、のだみそ株式会社の4代目社長である野田好成氏や、中部国際空港株式会社の社長犬塚力氏も出席し、感慨深い挨拶を交わした。野田氏は、「この味噌桶が空港という多くの人が集まる場所に設置され、愛知県の発酵食文化を体験してもらえることをとても嬉しく思います」と語った。

大進建設株式会社の代表取締役である谷澤一允氏も、木桶の解体と再組立てを担った経験を語り、「木組みに精密さが求められ、成功させるためには多くの苦労があった」と話していた。

中部地域の文化を知ってもらうために



中部地域は、味噌だけでなく、名古屋名物の料理や歴史的な名所、人気の観光地など、訪れる人々に多くの魅力を提供している。味噌桶の設置は単なる展示ではなく、訪日外国人にこの地域の特色を感じてもらうための新たな一歩であり、今後も様々な取り組みが続くことが期待される。

インタラクティブな体験を提供



今回の味噌桶は、訪れる人々が日本の伝統的な味噌文化に直接触れる機会を提供する点でも重要である。利用者は、木桶の周りを歩きながら、その歴史や使用されている素材について学ぶことができる。また、セントレアオリジナルキャラクター「なぞの旅人フー」も、味噌桶の横で訪問者を迎え入れ、楽しい経験を提供してくれる。

未来に向けての展望



中部国際空港では、この味噌桶を通じて愛知の魅力を世界に広めるべく、今後も地域の魅力を発信し続けるとともに、訪日外国人を迎え入れる準備を整えている。味噌文化という日本の伝統が、空港で多くの人々に愛され、語り継がれていくことを願うばかりだ。観光キャンペーンや地域との連携を強化することで、中部地域を「訪れたい場所」として認識されるよう働きかけていく。

愛知の味噌をはじめとする地域の豊かな食文化や、訪れる価値のある観光名所をぜひ体験してみてほしい。未来の旅行計画には、中部国際空港セントレアの味噌桶を訪れることを忘れずに。


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