新鋭ドリル登場
2025-05-20 08:41:21

高硬度鋼加工を革新!エポックマイクロステップボーラー新登場

高硬度鋼加工を革新する新ドリル



2025年5月20日、MOLDINOが新たに投入する高硬度鋼用微細超深穴加工ドリル『エポックマイクロステップボーラーHエボリューション(EMSBHE-ATH)』が注目を集めています。この新型ドリルは、これまでの加工技術に革命をもたらす可能性を秘めています。

開発の背景



金型製造業界では、コスト削減の一策として熱処理後の高硬度鋼を直接加工する“直彫り”が行われています。しかし、小径の深穴加工は難易度が高く、通常は細穴放電加工が用いられています。この方法は、高アスペクト比の小径穴を加工することが可能ですが、二次放電による加工品質の低下や、パイプ電極の寿命が短くなるなどの課題を抱えています。これにより、作業者は常に機械の近くでサポートする必要があります。

MOLDINOはこの課題解決に向けて、独自の技術を駆使してエポックマイクロステップボーラーを開発し、採用したユーザーからは加工品質の向上や省人化が評価されています。この成功を受けて、新たなニーズに応える形で新商品を投入する運びとなりました。

新商品の特徴



『エポックマイクロステップボーラーHエボリューション』の大きな特徴は、以下の点にあります。

1. 高精度微細深穴加工: マイクロステップ加工専用に設計されており、特に高硬度鋼の深穴加工に最適です。
2. 独自技術の切りくず排出機構: 新たな刃形と排出機構を採用し、最大L/D比30の小径深穴の加工を可能にしました。
3. 加工品質の向上: 細穴放電加工に比べ、バリの発生を抑え、穴精度や加工面が格段に改善されています。
4. 省人化・無人化への貢献: 金型の各種ピン穴あけの切削加工化を実現し、大幅な労力削減に寄与します。
5. 表面処理の最適化: 60HRCクラスの高硬度鋼加工において安定性が向上しています。
6. 多様な工具径ラインナップ: Φ0.1からΦ2まで、124アイテムの豊富なラインナップが用意されており、ワイヤー放電やリーマに合わせた工具径を選択することで、加工後工程の調整が可能です。

推奨加工用途



このドリルは主に金型の各種ピン穴加工など、高硬度鋼の小径高精度深穴加工に適しています。これ까지の加工方法に変革をもたらす新技術の導入は、今後の生産性向上へつながることでしょう。

仕様と価格



  • - 工具径: Φ0.1~Φ2(124アイテム)
  • - 価格: ¥6,270〜¥11,280(税抜)

新商品『エポックマイクロステップボーラーHエボリューション(EMSBHE-ATH)』の発売は、金型製造業界における加工技術の進化に寄与することが期待されます。詳細はこちらからご確認いただけます。

新たな刃物の登場を祝し、今後が非常に楽しみです。


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