国芳イマーシブアート展
2025-05-09 15:13:52

歌川国芳の世界を体感するイマーシブアート展が北海道で開催中

歌川国芳の作品が生きたまま体験できる



現在、北海道立近代美術館で開催中の「KUNIYOSHI IMMERSIVE ART(国芳イマーシブアート) in 歌川国芳展」は、江戸時代の浮世絵師・歌川国芳の魅力をデジタル技術でダイナミックに再現する展覧会です。本展は、2025年4月25日から6月15日までの間、北海道札幌市にて開かれ、国芳の傑作と新たな感覚でのアート体験が楽しめる内容となっています。

歌川国芳のアートとデジタル技術の融合


この展覧会は、北海道新聞社とNHK札幌放送局の共催により実現した「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」の一部として行われています。ここでは、国芳が手がけた浮世絵の50点以上をもとにした3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングが展開され、観客は立体映像空間で彼の作品の世界に没入することができます。

特に目を引くのは、「宮本武蔵の鯨退治」や「相馬の古内裏」といった、国芳の代表作の数々が動き出す様子です。これにより、歴史的な浮世絵が持つ魅力が、現代のテクノロジーを駆使して蘇ります。

実施にあたって、特別講演会も行われ、株式会社一旗代表取締役の東山武明氏が登壇しました。ここでは、国芳イマーシブアートの制作過程やその意義について語られ、多くの参加者が熱心に耳を傾けました。国芳の作品に対する新たな視点が提供され、参加者のアートに対する理解が深まる機会となりました。

歌川国芳展の開催概要


「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」では、約200点もの作品が展示され、武者絵や戯画、美人画といった多様なジャンルが紹介されています。国芳の作品のユニークさと彼の時代背景がどのように融合しているのかを、来場者は五感で感じることができ、視覚だけではない新しいアートの楽しみ方を提供しています。

また、この展覧会は名古屋や東京、さらにはイタリア・ミラノの巡回展とも連動し、国芳のアートを日本国内外で広める機会となっています。特に注目されているのは、「動き出す浮世絵展」との連携により、国芳に特化したスピンオフ企画が初公開されることです。

体験型アートミュージアムとしての魅力


このイマーシブアート展は、従来の美術館での鑑賞では味わえない体験を提供しています。来場者は、国芳の作品の中に入り込むような感覚を得ながら、彼の世界観を存分に楽しむことができます。アートの革命とも言えるこの試みは、世代を超えて愛される歌川国芳の魅力を、より多くの人々に届けるものとなっています。

北海道立近代美術館は、月曜日の休館日に加え、2025年5月5日を除く日曜日も開館しており、最終入場は16時30分です。チケットは一般1,700円、高校生・大学生1,000円、中学生700円で、小学生以下は無料(保護者同伴)。また、リピーターには割引も用意されており、何度でもその魅力を感じることができます。

この機会にぜひ、江戸時代の名作に触れながら、最先端技術とアートの融合を体験してみてください。アートの新しい風を感じる一時をお楽しみください。


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